2020年9月25日にお酒をやめ、2年の月日が経ちました。
20年に渡り、毎晩泥酔するまで飲み続け、ダラけた生活を送ってきた筆者ですが、まさかここまで続くとは思いませんでした。
そこで今回は、2年間の断酒生活を振り返り
- どうして2年間も断酒できたのか
- 2年間お酒をやめて感じたメリット
を紹介していきます。
「お酒を飲みすぎて、このままじゃよくないな」
「断酒をちゃんと続けられるか不安だな」
という人におすすめの内容です。
断酒は「お酒に対する考え方」を見直すと、続けやすくなります。
そして断酒を継続することで、お酒で抱えていた不安がなくなり、さまざまな恩恵を受けることができます。
お酒のない人生は、可能性しかありません。
この記事を読むことで、断酒に対するモチベーションがアップし、充実した毎日を過ごすキッカケとなれば嬉しく思います。
約20年間の大量飲酒を反省し、2020/9/25から断酒を継続中のランと登山が好きな人
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なぜお酒をやめようと思ったのか
以前のわたしは、「お酒は幸せを与えてくれる魔法の飲み物」だと信じ、ビールにハイボール、焼酎、ウィスキーと、さまざまな種類のお酒を限界寸前まで飲む毎日でした。
そんなわたしが、お酒をやめようと思った理由は
- 常に体がダルい
- 物覚えが悪くなった
- 朝の目覚めがいつも最悪
- 健康診断の肝臓系数値が異常
- 酒代が毎日1,000円以上かかる
- 飲んでいる時間が無駄だと気づいた
- 飲酒のコントロールができなくなった
など、体の劣化や日々の生活に影響が出るようになったからです。
この罰ゲームのような泥沼から抜け出すには、お酒をやめるしかありません。
しかし、お酒をやめようと決意した瞬間は、「もう2度とお酒は飲めないんだ」という大きな喪失感に襲われました。
このままだと「我慢するだけのツライ断酒」になるのは目に見えています。
そこで何かいい方法がないかと断酒関連の本を読み漁り、見つけたのが「お酒に対する考え方」を見直すことでした。
どうして2年間も断酒できたのか
お酒をやめるためには、「お酒は幸福感を与えてくれる」「飲まない人生はつまらない」という、思い込みをなくすことが大切です。
わたし達は、知らず知らずのうちに「お酒はよいものだ」と刷り込まれて生きてきました。
小さい頃からTVや周りの大人の影響で
「お酒は楽しく過ごすのに必要なもの」
「お酒は1日、頑張ったご褒美」
「お酒を飲めてこそ一人前の大人」
などと、思うようになっていませんか?
お酒はれっきとした薬物です。
最新の研究では「お酒はたとえ少量であっても健康に害を与える」と証明されており、飲み過ぎれば心にも悪影響を及ぼします。
断酒を成功させるには、これまで植え付けられてきた「お酒に対するポジティブなイメージ」を変えるしかありません。
そのためには「お酒に打ち勝つ知識や考え方」を手に入れることが不可欠です。
それらの情報は、断酒・禁酒関連の本から学べます。
わたしが最初に読んだのは「禁酒セラピー」と「シラフで生きる 大酒飲みの決断」という本でした。
これらの本によって、今まで抱いていたお酒のイメージが180度変わりました。
また、アルコール医療の専門家や、依存症の人が書いたエピソード本は、アルコールがどれだけ怖い薬物なのかを知ることができます。
その中でもおすすめなのがこれらの本です。
断酒・禁酒関連の本は、専門家の知識や断酒中の先人達の経験を学べるので、お酒に打ち勝つ大きな力となります。
以下の記事でもタメになる本を紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
他にも
- アルコールの誘惑をシャットアウトするため、テレビを見ない
- お酒の味がするノンアルコール飲料は飲まない
- 眠りにつきやすくするため、適度な運動や読書で脳を疲れさせる
などもおすすめです。
これらを習慣にすることで、毎日の歯磨きと同じようにストレスなく断酒を続けることができます。
半年も経てば、お酒がない生活が当たり前になり、頭と体がスッキリするのを実感できるはずです。
そしてお酒をやめた人にだけに与えられる「特別なメリット」も手にすることができます。
2年間お酒をやめて感じたメリット
お酒をやめて得られたメリットは数多くありますが、代表的なものは以下の3つです。
- お金が貯まる
- 自由な時間が増える
- 心身とも健康になれる
これらは本来、苦労したり、お金をかけて手に入れるものですが、お酒をやめればそれだけで手に入ります。
「〇〇するだけで」と聞くと、怪しい話に聞こえるかもしれませんが、断酒は違います。
本当にお酒をやめるだけで、「お金」「時間」「健康」を手に入れることができるのです。
以下にわたしの例をあげてみます。
- お金:年50万の酒代がなくなり、2年間で100万円の貯金を達成
- 時間:飲んでいた無駄な時間を有意義に過ごせるようなった
- 健康:肝臓の数値が平均に戻り、精神的にもゆとりが持てるようになった
他にも断酒によって数えきれない恩恵を得ましたが、それぞれ語ると長くなるので、興味のある方は過去記事をご覧ください。
【断酒・禁酒のメリット時間編】飲んでいた時間を利用して人生の幅を広げよう
【断酒・禁酒のメリット健康編】お酒をやめて体の機能を回復させよう
【断酒・禁酒のメリットお金編】断酒貯金で人生のゆとりを手に入れよう
逆に断酒のデメリットというと、特に思い浮かびません。
強いていうなら、飲みの席でシラフで過ごすことぐらいでしょうか。
そしてお酒をやめて1番良かったと思える出来事がつい最近ありました。
それは子供が生まれたことです。
子供が生まれる前にお酒をやめられたことは、本当にラッキーでした。
もし、お酒をやめずにいた場合、酔っ払った状態で子供をあやしてしまったり、酒臭い息を子供に嗅がせてしまったり、二日酔いで面倒を見れなかったりと、散々な状況になっていたことでしょう。
今は、シラフな状態で子供と向き合えているので、これだけでお酒をやめた価値はありました。
断酒は人生の可能性を広げてくれる、黄金習慣です。
「モヤモヤした毎日を変えたい」
「人生を楽しみたい」
そう思っている方は一度、断酒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【参考】断酒・禁酒のお助け本
酒ジャーナリストである著者が、各分野14の専門医に「アルコールが人間に与える影響」を取材し、まとめた1冊。
この本の趣旨は「健康的に酒を楽しみたい」というものですが、専門医からは「アルコールは体や脳に良いことは何もない」「すべての病気の根源になる」と言われ、著者が追い詰められてしまいます……
客観的な目線と科学的根拠をもとに「アルコールの基本からアルコールが人体に及ぼす害」についてが、分かりやすくまとまっているため、アルコールのリスクを確認できる本としておすすめです。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ:お酒のない人生を楽しもう
以上、2年断酒して感じたメリットとお酒をやめる方法をまとめてみました。
お酒をやめるためには、今まで持っていたお酒に対する常識を見直し、アルコールの正体を知ることが1番です。
そうすることで、お酒がどれだけ自分自身に悪影響を及ぼす飲み物かが分かります。
お酒を飲み続け、後悔を感じるようになった人は、1度断酒を考えてみてはいかがでしょうか?
お酒がないと幸せになれないという思い込みは、大きな間違いです。
自分の人生をよりよくするために、断酒にチャレンジしてみましょう!
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