登山

【ラピュタの世界】石の回廊と大景観!鋸山ハイキング

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今日は千葉県南房総にある見所満載の低名山、鋸山の紹介です。

鋸山はその名のとおり、ノコギリの歯のようなギザギザした山容です。

関東の富士見100景」にも選ばれており、晴れていれば東京湾ごしの富士山など、美しい眺望が期待できるお山です。

昔は石切り場として栄えていて、その名残が登山コースの随所で垣間見れます。

人工的に切り落とされた古代遺跡のような岩肌は、まるでラピュタの世界にいるかのような錯覚におちいります。

10数年、山に登っていますが、今まで見たこともない光景に、圧倒されてしまいました!

コースは浜金谷駅から出発し、日本寺エリア内にある地獄のぞきや、山の岩肌に作られた大仏を見学した後、岩の回廊を通り、鋸山山頂を目指す、鋸山いいとこ取りコースです。

鋸山周辺には下山後のお楽しみ(温泉・港町の食事)も充実しています😃

コースレポと共に情報をまとめてみたので、興味のある方の参考になれば嬉しいです!

自然災害等により、コース状況が変わる場合もありますので、登山の際は最新の情報を、ご確認下さい。

鋸山基本データ

鋸山は、千葉県の鋸南(きょなん)町と富津(ふっつ)市の境に位置する、標高329mのお山です。

鋸の歯のようにギザギザした東西に延びる山容と、露出した岩肌が特徴です。

鋸山は主に2つのエリアに分れています。

1つは鋸山南側斜面にある日本寺エリア

地獄のぞきと呼ばれる展望地や、日本一の石像大仏など観光地化されています。

ロープウェーや車で簡単にアクセスでき、約9割が舗装された道です。

もう1つは岩の回廊石切り場などがある北側エリア

実際の鋸山山頂はこのエリアにあり、車力道関東ふれあいの道から、絶壁階段を登って、アクセスします。(山頂は地獄のぞきから、東へ約1kmの場所にあります)

このエリアは日本寺エリアとは違い、緑あふれる登山道です。

標高 329m
所在地 千葉県安房郡鋸南町・富津市
エリア 房総丘陵
登山適期 一年中(降雪後、残雪時は除く)

どちらのエリアも、ビュースポットが点在しています。

西側エリアは東京湾をはさんで、伊豆大島三浦半島まで見渡せます。

そして「関東の富士見100景」に選ばれているだけあり、丹沢・箱根・伊豆の山々を従えた富士山の眺望が見事です。(空気が澄んでる冬がおすすめ)

北や東方面は低山ながらも奥深い、房総の山々が広がっています。

登山拠点である浜金谷駅保田駅の周辺には、温泉施設や、獲れたての地魚が食べられる食事処が多数あり、登山後の楽しみも満載です!

鋸山コースデータ


コースデータ詳細:【】は通常コースタイム

  • 浜金谷駅(標高約30m)→【0:10】→車力道分岐
  • 車力道分岐→【0:20 】→観月台
  • 観月台→【0:55】→地獄覗き
  • 地獄覗き→【0:25】→日本寺大仏
  • 日本寺大仏→【1:15】→石切場跡
  • 石切場跡→【0:45】→鋸山(標高約329m)
  • 鋸山→【0:25】→車力道分岐
  • 車力道分岐→【0:20】→車力道入口
  • 車力道入口→【0:25】→浜金谷駅(標高約30m)

通常コースタイム:約5時間00分(休憩含まず)



コースレポート

浜金谷駅→地獄覗き→日本寺大仏

今回はマイカーでアクセスしました。

金谷海浜公園の無料駐車場に車を置き、それから浜金谷駅へ向かいます。(駅構内にトイレあり)

駅前の十字路に、関東ふれあいの道の案内図があるので、それに従い左へ進みます。
金谷川を渡って少し進み、ミートショップの先を左へ。
(下山時には、おやつに丁度いいコロッケを頂きました😀)

内房線のガードをくぐり、道なりに進むと、

車力道関東ふれあいの道の分岐に到着します。

登りは展望スポットが多数ある、関東ふれあいの道を選択。

いきなりの階段は気が滅入りますが、混雑しそうな地獄のぞきを先に踏破するため、地獄のぞきへ早くアクセスできる、こちらのコースを選択しました。

思いのほか階段が続き、一気に体が温まります。

しばらくして山道らしい道に変わり、ひと登り終えると、

観月台という展望地に到着!

ここからは、金谷の町並みと東京湾の眺めがよいです😄

そして鋸山の全貌も確認できます!

ギザギザのスタイルはまさにノコギリ!

写真ではわかりにくいですが、実際はむき出しの岩肌が大迫力です😮

観月台を少し進むと、ログハウス風の綺麗なトイレがあります。

そしてその先は、味のある石段の登山道が続き、

だんだんと鋸山へ近づいていきます。

岩舞台への分岐を、日本寺方面へ進むと、

ラピュタの壁とよばれる巨大な横穴があいた、石切り場に到着します。

ここからの景色は圧巻で、自然と感嘆の声が出てしまいます。

こんな絶壁で、どう石を切り出したか不思議でしたが、近くにその疑問を解決する概要案内がありました。

勉強になったところで、ラピュタの壁をあとにし、日本寺へ。

日本寺北口管理所で、拝観料700円を払って中に入ると、

すぐに百尺観音が迎えてくれます。

この観音様も立派で、なんと6年もの歳月を費やし、完成させたようです。

この通りを少し進み、後ろを振り返ると、これから向かう地獄のぞきが、突き出していました😲

地獄のぞきがある山頂展望台(標高約270m)へは、こんな階段を5分ほど登ります。

登り終えたら、地獄のぞきへ直行!(写真は私ですw)

9時40分頃到着しましたが、人もまばらで、記念写真もスムーズに撮れました😄

そして周囲の景色は大絶景!!

真下の写真(下まで100mあるそうです)↓

ロープウェイ側の景色↓

空気の澄んでる日なら、伊豆大島富士山までバッチリなようですが、あいにくこの日は軽くガスっていて残念😭

しかし、そんなことを忘れるくらいのインパクトが地獄のぞきにはあり、充分満足できました😆

地獄のぞきを堪能したあとは、日本一の石像大仏の見学へ。

大仏まで行くには、この急な階段を約140mほど降ります。。

広場に出ると、山の岩肌を削って作られてた大仏が、鎮座されています。(高さ約31m)

1783年に建立されましたが、長年の風蝕による崩壊が激しく、1966年から4年かけて修復され、今の姿になったそうです。

大仏のあとは、広大な日本寺境内をくまなく散策。

十州一覧台からは、南房総の山々を一望。

千五百羅漢石像群は細工が細かく、一つ一つ石像の表情が違います。

日本寺エリアは、階段を降りたり登ったりと、以外と体力を使いますw

一通り見学した後は、もう一度北口管理所へ戻り、岩の回廊を進んで鋸山山頂を目指します!



日本寺大仏→石切場跡→鋸山→浜金谷駅

日本寺北口管理所を出た後は、岩舞台の分岐まで戻り、そこから矢印の方向へ進みます。

ここから先は、秘境といっても過言はないほどの、魅力的な登山道でした。

鋸山の岩壁に向かって進むと、オーバーハングした地獄のぞきが見えてきます。

なにかの拍子に崩れそうですね。。

すこし進んだ先に、岩舞台への分岐があるので、そちらへ向かうと

文字通り岩舞台!!登山歴10数年ですが、こんな圧倒される岩肌は見たことないです。

これが人間の手によって、切り落とされたとは😮
ここには、切り落とした石を運ぶショベルカーの残骸や、石をカットする機械が産業遺産として残されています。

これは石を下に運ぶ滑車のようです。

岩舞台を先へと進むと、観音洞窟と呼ばれるマンションほどの大きさの洞窟があります。(大きすぎて写真に収まりません😅)

他にも岩壁を切り抜いた、切り通しと呼ばれるポイントも、コースの一部となっていています。

ここまでがラピュタの世界を連想させる、岩の回廊です。

古代遺跡のようなこの道は、充分に目を楽しませてくれました!

このあとは、車力道コースと合流し「地球が丸く見える展望台」という、ビューポイントに向かいます。

途中、絶壁階段と呼ばれる石を切り落として作られた、段差の大きい石段を登ります。

日本寺エリアの階段で、体力の削られた相方は、完全にバテていましたw

石段を登り切ると、以下のような分岐があるので、展望台方面へと進みます。

展望台は360度の大展望で、先ほどまでいた日本寺の山頂展望台も、すぐそこに見えます。

この日は残念ながらガスってしまい、東京湾の向こう側が見えませんでした😥

南側の保田漁港方面は、山と町と海がいい感じで、遠くまで見通せました🙂

このあとは先ほどの分岐まで戻り、鋸山山頂を目指します。

道中は、房総特有の山道で懐かしさを覚えました。(昔はよく房総の廃道を歩いてたので)

分岐から15分ほど歩くと、山頂に到着!
山頂は北側が開けていて、味わい深い房総丘陵が見渡せます。

一休みした後は、車力道への分岐まで、来た道を戻ります。

帰りの道もナイスな風景。

分岐まで来たら右へ曲がり、浜金谷駅へ向かいます。

名残惜しいですが、最後の岩肌にお別れを👋

下山道の車力道は、職人が切り出した「房州石」を、麓まで降ろしていた産業遺産でもある道です。

どうやって降ろしてたかというと、「ねこ車」と呼ばれる台車で、1本80kgの房州石を3本も載せて、運んでいたそうです。

今でもその名残として、写真のような台車のわだちが残っています。

運搬するのはなんと、女性の仕事でした😲

こんな山道を1日に3往復もしていたそうで、今じゃ考えられない重労働ですよね😭

そんな歴史ある登山道が終わり、10分ほど歩くと浜金谷駅です。

途中、朝に通りかかったお肉屋さんの前を通ると、登山者用に総菜が売られてました。

お値段も手頃なので、コロッケと一口かつを購入!

疲れた体にちょうどいい美味しいさで、ものの数秒で胃袋に😃

無事下山し、駐車場で余韻にひたりながらストレッチをしたあとは、港町の海鮮料理を目指して出発!

港町の海鮮料理は、このあとに紹介しているので、下山後のお楽しみランチの参考にしてみて下さいね。



下山後の食事

目指したのは、ばんや本館保田漁港直営食事処)。

金谷漁港周辺にも美味しいお店がたくさんあり、決めるが大変でしたが入浴施設も併設していたので、ばんやに決めました。

浜金谷の無料駐車場から、保田方面へ車で15分ほどの場所に、ばんやはあります。

14時ちょうどに着きましたが、専用の大型駐車場は混雑していました。

ばんやは本館新館があり、本館は20組待ちの大盛況。(新館はそこまで並んでいませんでした)

列がさばけるまで、並列する同じ系列のばんやの湯へ。

内湯だけですが、少しぬるめの炭酸泉でゆっくり入浴できました♨

汗を流した後は、お待ちかねの海鮮料理!

漁師のまかない丼(1200円)

ビノス貝焼き(600円)

ミックスフライ:アジ・イカ・タチウオ・スズキ・サバ・ワラサ(850円)

ミックスフライは、朝獲れの旬な鮮魚が、サックサク😀

ビノス貝焼きは、貝に溜まった汁が絶品!(貝はアツアツなので注意)

まかない丼の海鮮は、普段スーパーで買ってる刺身とは、うまさのレベルが桁違いでした!(食べた瞬間、違いがわかります😆)

鋸山下山後の食事は、ばんやもいいですが、浜金谷駅近辺にも魅力的なお店がたくさんあるので、そちらもチェックしてみて下さいね。
(新鮮鮮魚の金谷食堂や、あじフライで有名なさすけ食堂などなど)

温泉・お風呂

かぢや旅館:鋸山金谷温泉
【入浴料】700円
【駐車台数】24台
【営業時間】日帰り入浴:12:00~19:00

ばんやの湯海鮮食堂が隣接!
【入浴料】600円
【営業時間】15:00~22:00(土日は7:00から)

金谷ステーション:鋸山金谷温泉
【入浴料】800円(ドリンクバー付きの値段です)
【営業時間】11:00~17:00(最終受付16:30まで。水・木曜日定休)

天然温泉 海辺の湯
【入浴料】土日祝 880円/平日 780円
【営業時間】10:00~21:00




地図情報

25000図: 鋸山

観光協会推奨コース↓

鋸山へのアクセス

公共交通アクセス

【電車】JR東日本 内房線「浜金谷駅」駅(東京駅から電車で約2時間半ほどです)

【バス】バスタ新宿から君津駅まで、高速バスがあります。君津駅から浜金谷駅までは、電車移動です。
詳細はJRバス関東のHPをご確認下さい。

【フェリー】久里浜港から東京湾フェリーに乗り、金谷港で下船。そこから浜金谷駅までは徒歩移動。詳細は東京湾フェリーのHPをご確認下さい。

マイカーアクセス

金谷海浜公園プール駐車場
【駐車台数】17台
【料金】無料
【営業時間】24時間
【備考】トイレはありますが、古くて綺麗ではないです。浜金谷駅内のトイレのほうがおすすめです。
※7、8月はプール利用者専用の駐車場となります。
駐車場入口↓

日本寺駐車場
【駐車台数】53台
【料金】駐車料金は無料ですが、ここから鋸山へ向かう場合、日本寺境内を通るので拝観料大人700円必要です。
【営業時間】8:00~17:00
【HP】鋸山 日本寺
【備考】有料道路(1,000円)専用の山頂駐車場と間違わないよう注意。

The Fish (ザ・フィッシュ):
【駐車台数】大型駐車場完備
【料金】無料ですが、登山帰りはぜひ食事や、お土産の購入を😀
【営業時間】土日は9:00~18:00、平日は9:30~18:00
【HP】The Fish
【備考】新鮮な海鮮が楽しめる食事処や、お土産が豊富な観光スポット。HPには金谷のおすすめ散策コースも載っているので、登山後アフターの参考にご覧ください。




登山便利グッズ

あると便利な1枚。汗を素早く吸収し、尚且つ速乾性防臭機能もあります。デザイン性もよく、10通り以上のアレンジが可能です。

スノーピークの超軽量(178g)折りたたみ傘収納サイズも22cmと小型で、ザックに入れておけば、突然の雨にも安心。

短時間の登山に最適。収納もたくさんあり、洗濯機で洗え、お手入れが簡単です。

まとめ

いかがでしたか?

低山ながら、見晴らしが抜群の鋸山。

アクアラインや電車を使えば、都心からでも気軽にアクセス可能ですよ😄

今回の山行ポイントをまとめると、こんな感じです。

  • ラピュタの世界に入り込んだような登山道
  • 「関東の富士見100景」に選ばれるほどの絶景ポイント
  • 下山後のお楽しみスポット(食事やお風呂)がたくさん

 

鋸山は正直、観光地のイメージが強かったのですが、岩の回廊をはじめとする日本寺エリア外の登山コースは、秘境感満載で存分に楽しめました。

景色に見とれてしまって、実際のコースタイムより時間がかかってしまうので、行動計画は少し余裕を持っておいたほうが、いいかもしれませんね😃

この記事が、楽しい山歩きの参考になれば嬉しいです。

それでは、最後までご覧頂きありがとうございました!

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ウエッキー
ランニングと山が好きな人

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