登山

【丹沢縦走】絶景パノラマルートと青ヶ岳山荘

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今回は丹沢の主要な山々(檜洞丸蛭ヶ岳丹沢山塔ノ岳)をつなぐ縦走路の紹介です。

1日目は西丹沢ビジターセンターから檜洞丸、青ヶ岳山荘
2日目は青ヶ岳山荘から蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、大倉

という日程で行ってきました。

アルプスのような派手さはないですが、稜線上から間近で見える富士山は最高です。

コースレポを簡単にまとめてみたので、丹沢登山に興味がある方はぜひご覧下さい!

自然災害等によりコース状況が変わる場合もありますので、登山の際は最新の情報をご確認下さい。

丹沢縦走コース紹介

今回の縦走ルートは西丹沢ビジターセンターから檜洞丸を経て青ヶ岳山荘で1泊、2日目は蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳を経て大倉まで下山する丹沢主稜と丹沢主脈をつなぐルートです。

主稜と主脈、似てますが以下のように定義されています。
主稜は蛭ヶ岳から檜洞丸、大室山、菰釣山、三国山と西へ伸びる尾根。
主脈は塔ノ岳、丹沢山、蛭が岳、姫次、焼山を南北で結ぶ尾根。

ちなみに塔ノ岳からヤビツ峠に伸びる尾根を表尾根といいます。

縦走路にある主要な山を簡単にまとめるとこんな感じで、

檜洞丸

標高1601m 変わりゆく西丹沢の盟主

蛭ヶ岳

標高1672m 丹沢山地および神奈川県の最高峰

丹沢山

標高1567m 日本百名山に選ばれた穏やかな山容の山

塔ノ岳

標高1491m 交通の便がよく表丹沢入門に最適

どの山も富士山の眺めがよく、山頂付近に宿泊できる山小屋もあります。

水場はコース上から少し外れた場所に何箇所かありますが、季節によっては水が細いのであらかじめ持参するか、山小屋で購入するのが良いでしょう。

アクセスルートも多数あるので、様々なプランニングが可能です。

もちろんこれらの山は日帰りでも十分楽しめますが、小屋泊すると首都圏の夜景や富士山の朝焼けなどが見れます。

登山口へのアクセスは大倉からの東ルート、西丹沢VCからの西スタート、両方可能です。

大倉側から登るメリット、デメリット。

  • 登山口(大倉)へのバスの本数が多い(渋沢駅からバスで15分)
  • 晴れてれば富士山を見ながら縦走できる
  • コース中間の山小屋に泊まれる(みやま山荘の夕食は豪華みたいです)
  • 下山口(西丹沢VC)からのバスの本数が少ない
  • 塔ノ岳の登り尾根が階段だらけでキツい

西丹沢VC側から登るメリット、デメリット。

  • 下山口(大倉)のバスの本数が多い
  • 裏丹沢や表尾根、相模湾を見ながら縦走できる(蛭からは右側に常に富士山)
  • 青ヶ岳山荘に泊まると2日目の午前中は静かな山歩きができる
  • 登山口(西丹沢VC)までのアクセスが大変(新松田駅からバスで約1時間10分)
  • 塔ノ岳からの下山が階段だらけでキツい

個人的には2日目の行程が長くなりますが青ヶ岳山荘で泊り、太陽が明るい午前中に檜洞丸から丹沢山までを歩くのがおススメ。(普段から標準コースタイムに0.8かけたタイムで長時間歩ける健脚の人なら大丈夫だと思います)

青ヶ岳山荘はこじんまりした築60年の山荘ですが、清潔感があり、麓でとれた野菜を使った食事は美味しく、山で貴重な栄養源になります。

コース全体図↓


コースレポート

1日目:西丹沢VC→檜洞丸→青ヶ岳山荘

コース詳細:【】は通常コースタイム

  • 西丹沢VC(標高約540m)→【1:00】→ゴーラ沢出合(標高約740m)
  • ゴーラ沢出合→【1:00】→展望台(標高約1193m)
  • 展望台→【1:20】→ツツジ新道・石棚山稜分岐
  • ツツジ新道・石棚山稜分岐→【0:25】→檜洞丸(標高約1601m)
  • 檜洞丸(標高約1601m)→【0:02】→青ヶ岳山荘(標高約1561m)

1日目は小田急線新松田駅から8:25発の富士急湘南バスにのり、9:36に西丹沢VCに到着。(登山日は2020/10/30)

平日の金曜日だったのでバスは空いてました。

西丹沢VCには車でしか来たことなかったけど、バスだと道中のいろんな登山口に停まることに気付いたのでいい発見でした。

ビジターセンターで紅葉を眺めながら準備を整え、出発。

林道を少し歩くとつつじ新道の入り口があります。

小さな沢から尾根に入るため登山道をジグザクに登った後は、ゴーラ沢までほぼ平坦な道が続きます。

つつじ新道は何度か通ってますが、自分的にはこの区間が一番落ち着けて好きなトレイルです。

ゴーラ沢に着いたら石伝いにうまく渡渉して反対側へ。

この階段から登りが続きます。

登り始めは急で鎖があったりしますが、それを過ぎると登りやすい道になります。

平日なので静かな山歩きを満喫、癒される登山道です。

いろんな色合いのブナ林に見とれながら前へ。

大倉から登ると塔ノ岳までは階段だらけのコースになるので、こっちを選んで正解でした。

けどこちら側も立ち枯れた木や根がむき出しの箇所も多く、山が弱ってるのを実感。。

普段からなるべく山にダメージを与えないような歩き方をしなきゃなと思いました。

大室山方面が見えるベンチで一休みしたら、頂上までもう一息。

石棚方面のコースと合流し、木道を進めば頂上です。

この辺りから山頂まではブナ林の衰退が顕著で残念。

頂上は広くベンチがあり、昼休憩にちょうどいいです。

なにか違和感を感じるな、と思ったら砂利が敷かれたテント場みたいなエリアがいくつか出来てました…

あとで青ヶ岳山荘の小屋番さんに聞いたところ、県がぬかるみ防止や土壌流出防止のために作ったとのことですが、檜洞丸の山頂には違和感ありありなので他の登山者にも不評のようです。

頂上からは東側の木の間から蛭ヶ岳が見え、富士山方面の眺めは犬越路方面の階段を少し下るとよく見えます。

犬越路と大室山方面

宮ヶ瀬湖方面

富士山方面、1日目は残念ながら雲に隠れてましたが、2日目の朝はバッチリでした。

景色を堪能したら頂上へ戻り、今夜の宿の青ヶ岳山荘へ。


青ヶ岳山荘

青ヶ岳山荘は、檜洞丸の山頂から蛭ヶ岳方面へ2分ほど下ったところにあります。

青い屋根が特徴の通年営業の山小屋です。(宿泊は要予約

初代小屋番さんが大工さんと協力して建てた築約60年の建物ですが、定期的にメンテナンスしているようで、そこまで古く感じません。

小屋からは蛭ヶ岳、丹沢山等の眺めがよく、夜は首都圏と相模湾の夜景が綺麗です。

現在は先代夫婦の娘さんが切盛りしていて、ロッジ風の小屋の中は清潔感を感じます。

中は思いの外広く、土間に薪ストーブと昔ながらの風情を感じます。

青ヶ岳山荘名物、石油ランプと宿泊者用の掘りこたつ!

思いのほか深い掘りこたつなので、足を十分伸ばせます。

小屋の中は宿泊者が過ごしやすいように色々と工夫されていて、例えば、

  • ザック置き場の床を忘れ物防止のため白色に塗装
  • コタツの座布団をなくし、百均のマットを敷いて座り心地を改善
  • 寝室布団はフカフカでとても快適

約1560mの山小屋でこの快適さは相当な努力が必要だなと感じました。

また、コーヒー好きの小屋番さんが、宿泊者限定のスペシャルコーヒーを煎れてくれます。

この日の宿泊者は私達だけで、小屋番さんから小屋の歴史や、小さい時からみてきた山の変化のこと、自粛の影響で春は人が少なく、草木が元気だったこと、山道等の草をバランスよく食べて、剪定してくれる鹿が過度に撃たれて激減してることなど、人間にとっては良くても山にとっては迷惑なことが沢山あるんだなと、山で生活している人の言葉に考えさせられました。

夕食は麓の畑でお母さんが育てた野菜のカレーで、大根とはやとうりが甘くて美味しいカレーでした。

食料、水は歩荷さんが担ぎ上げ、帰りはゴミをおろしてくれるので、山小屋での温かい食事はありがたみが違います。

消灯は20:30。寝室は2階にあり、山小屋の布団だと思えないほど快適なので、すぐ寝れました。

朝は5時15分に起き、朝食前に山頂で富士山を拝んできました。

朝ごはんは、熱々おでんでした。

昼に食べたお弁当は高野豆腐と大根がおかずで、大根はカレーの大根が美味しいと言ったから、お弁当にも入れてくれました。

青菜ご飯の塩気が登山中の体に丁度良く、高野豆腐は冷めてもパクパク食べ進められる美味しさでした。(手前が中サイズで奥が大サイズです)

青ヶ岳山荘概要
アクセス:西丹沢自然教室から約3時間30分、蛭ヶ岳から約3時間30分
トイレ:県設置の公衆バイオトイレ(清潔感あります)、利用料100円
収容人員:35名
宿泊(予約は3日前までに):
朝夕食付宿泊8,500円、素泊まり6,500円(寒い季節は燃料費がプラス500円)
お弁当:中700円~大1,000円
携帯電波:auはたま~に入りました、ドコモはつながるそうです。

ちなみに日帰りでの小屋内休憩や野外卓の利用には、休憩料(周辺の環境保全のために使用)がかかります。
その他詳細は青ヶ岳山荘のHPをご覧下さい。

二日目:青ヶ岳山荘→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→大倉

コース詳細:【】は通常コースタイム

  • 青ヶ岳山荘→【0:40】→金山谷乗越(標高約1232m)
  • 金山谷乗越→【1:10】→臼ヶ岳(標高約1460m)
  • 臼ヶ岳→【1:20】→蛭ヶ岳(標高約1672m)
  • 蛭ヶ岳→【0:50】→棚沢ノ頭(標高約1590m)
  • 棚沢ノ頭→【0:50】→丹沢山(標高約1567m)
  • 丹沢山→【0:20】→竜ヶ馬場(標高約1504m)
  • 竜ヶ馬場→【1:00】→塔ノ岳(標高約1491m)
  • 塔ノ岳→【1:05】→堀山の家(標高約950m)
  • 堀山の家→【1:15】→大倉(標高約290m)

2日目は、朝食前に昨日見れなかった富士山を拝みに山頂へ。

小屋を出たらちょうど太陽が上がり、今日歩くコースを照らしてくれました。

こちらは真鶴半島や大島までよく見えます。

山頂へ行き犬越路方面に下りたところからは見事な富士山!

この数か月、完全体の富士山はなかなか拝めなかったので、やっと会えた。

写真には写ってませんが、南アルプスや八ヶ岳、筑波山などもみれました。

景色を堪能した後、小屋に戻り朝ごはん。

7時15分に出発、今まで訪れた中で断トツに過ごしやすい山小屋だったので、春先辺りにまた訪れる予定です。

ここから蛭ヶ岳までは起伏に富んで山深さを感じるコースです。

金山谷乗越付近は崩壊箇所もありましたが、きちんと整備されてるので安全に通れました。

臼ヶ岳への斜面を登ると、

臼ヶ岳に到着。(正式な山頂はシカ柵のなか)

ここにはベンチがあり、正面に蛭ヶ岳が望めます。

臼ヶ岳からはミカゲ沢ノ頭までくだり、そこから蛭ヶ岳まで約300mを一気に登ります。(奥に見えるのが蛭ヶ岳)

鎖などもある急峻な登りですが、開けたとこで振り返ると今まで歩いた稜線を見渡せるので疲れを忘れさせてくれます。

熊本沢へ切れ込む山容と遠くには相模湾、尾根と谷がクッキリと見えました。

急登が終わり、傾斜が緩んだら山頂まであと少し。

山頂到着、眺めは文句なし!

蛭には過去3回きてるけど、こんなに晴れたのははじめてで眺めが最高!

これから向かう稜線もクッキリ!いい天気でよかった。

こちらは蛭ヶ岳山荘。

山荘前からは宮ヶ瀬湖と奥に首都圏の町並みが見えます、夜は夜景を楽しめそう。

ここから次は丹沢山へ。

写真は鬼ヶ岩、鎖がありますが使わなくても登れるレベルです。

鬼ヶ岩で振り返ると、富士山、檜洞丸、蛭ヶ岳。

この後は気持ちのいい稜線歩きです。

丹沢山への最後の登りを登りきると、

みやま山荘に到着。(公衆トイレがあります、利用料100円)

この山荘は夕食が豪華で有名なようです。(南北の主脈縦走するには便利かも)

丹沢山でお昼休憩。山頂は広く人で賑わってました。

充分に休んで塔ノ岳へ出発。

途中の竜ヶ馬場というスポットは東側の展望が良く大山方面が良く見えます。

ここもベンチがあるので休憩ポイントに向いてます。

塔ノ岳まではよく整備された道で歩きやすく、最後の斜面を登ると

塔ノ岳は多くの人で賑わってました。100人近くはいたんじゃないかな。。

立派な小屋の尊仏山荘。

表尾根から大山までバッチリです。

下山は大倉まで大倉尾根を使用。

階段状のコースがずーっと続きますが、道中にはまだ風情を感じる箇所もあります。

大倉まではひたすら下ります。

たまにある平坦な道がありがたい。

山道が終わり、アスファルトの道に変われば大倉まであと少し。

ちょうど15時に無事下山完了。

ここから渋沢駅までバスで約15分ほどです。

2日目は文句なしの山行で、妻も満足してくれたようです。

3000m級の山にも劣らない絶景を見ながらの稜線歩きに癒された2日間でした。

地図情報

25000図:丹沢縦走路

登山口へのアクセス

西丹沢ビジターセンター

西丹沢ビジターセンターは檜洞丸、畦ヶ丸など西丹沢への登山拠点です。(登山届、自動販売機、トイレあり)

公共交通アクセス
小田急線新松田駅から富士急湘南バスにて終点(西丹沢ビジターセンター)で下車。(約1時間10分)

※グーグルマップやY!MAPで検索しても新松田駅から西丹沢ビジターセンターまでの経路は案内されませんでした、NAVITIMEの乗換ナビなら出てきます。
時刻表は富士急湘南バスのHPで確認するのが一番確実です。

マイカーアクセス
西丹沢ビジターセンター:約25台、無料。
ウェルキャンプ西丹沢:約100台、有料。(600円)

大倉

大倉は表丹沢の登山拠点で、県立秦野戸川公園内に秦野ビジターセンターがあります。(登山届、自動販売機、トイレあり)

公共交通アクセス
小田急線渋沢駅から神奈川中央交通バスにて終点(大倉)で下車。(約20分)
詳細は神奈川中央交通バスのHPで確認してください。

マイカーアクセス
秦野戸川公園内に下記駐車場がありますが、利用時間は8:00~21:00で有料です。
大倉駐車場:約150台駐車可。
水無駐車場:約75台駐車可。
諏訪丸駐車場:約77台駐車可。
詳細は秦野戸川公園のHPをご覧ください。

大倉有料駐車場:24時間営業、約40台駐車可。
平日:100円/60分、最大料金500円/休日:100円/30分、最大料金800円

温泉施設

名水はだの富士見の湯:【入館料】 平日800円・休日1000円(市外料金)
【営業時間】 10:00~22:00(最終受付21:30)

湯花楽 秦野店:【入館料】平日800円・休日900円
【営業時間】 9:00~25:00(最終受付24:30)

山北町立 中川温泉ぶなの湯:【入館料】2時間700円・1日1000円
【営業時間】 10:00~18:00(3月~11月の土・日・祝日は19時まで)
【定休日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)および12月28日~1月4日

まとめ

いかがでしたか?

個人的には早朝の裾のまで見えた富士山の姿に感動しました!

今回の丹沢縦走のポイントをまとめるとこんな感じです。

  • 縦走路から目に入る富士山や丹沢山塊が見事
  • 個性的な山小屋もあるので宿泊縦走も安心
  • 丹沢山より北側や西側のエリアは静かで深山の装い

コースが多彩で日帰りでもアクセス可能な山もあるので、丹沢の自然を感じに訪れてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧頂きありがとうございました!

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ウエッキー
ランニングと山が好きな人

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