日本の冬は、澄みきった空気が新鮮で気持ちがいいですよね。
しかしその分、空気中の水分が少ないので、空気が乾燥がしています。
そして部屋の中で暖房を使うと、さらに湿度が下がり、乾燥に拍車がかかります。
乾燥を放っておくと、「鼻の詰まりや喉の痛みで風邪の原因」となったり、「肌がカサつき、白い粉を吹いたりする」ことも。
筆者は2022年夏に子どもが生まれたので、乾燥に気を使うようになりました。
そこで加湿器を導入しようと考えたのですが、さまざまタイプの加湿器があり、どれを選べば良いか一苦労・・・
「デザインも性能もよく、メンテナンスが簡単な加湿器を選びたい」
と1ヶ月考え抜き、たどり着いたのが、お手入れが簡単で水も殺菌してくれるスチーム式加湿器「ドウシシャmistone(ミストーン)」でした。
おしゃれな外観と想像以上の加湿力が特徴の加湿器なので、お肌の潤いを保ちたい方におすすめです。
この記事を読むことで、
- 加湿することのメリット
- スチーム式加湿器の特徴とメリット・デメリット
- ドウシシャmistone(ミストーン)の特徴と使用感
がわかります。
ドウシシャmistone(ミストーン)の写真付きレビューもありますの、加湿器選びに頭を悩まされている方の参考になれば嬉しいです。
※2023/11/9追記
スチーム加湿器を購入してから1年が経ち、新生児だった息子も元気に歩き回るようになりました。
そこで気づいたのは、スチーム加湿器の危険性。
その理由を1歳児の親目線から、スチーム式加湿器のデメリットに追記しました。
加湿することのメリット
厚生労働省によると、部屋で過ごす快適な湿度は40%から60%とされています。
また、湿度を50%から60%に保つと「ウィルス対策にも効果がある」とありました。
湿度が40%以下の状態では、ウィルスがホコリと共に舞い上がり、口や鼻から侵入しやすくなります。
湿度が50%以上であれば、空気中の水分がウィルスの活動を抑えてくれるので、風邪やインフルエンザを予防できます。
他にも空気が乾燥していると、
- 目の乾きや、喉のイガイガなど体に不快な症状がでる
- 鼻が詰まり、呼吸しづらい
- 肌に潤いがなくなり、カサついてしまう
など、健康や美容の面から見てもマイナスなことばかり。
とくにデリケートな赤ちゃんや子どもの肌は、乾燥した部屋にいると傷つきやすくなるため、大人が湿度を管理し、守ってあげる必要があります。
そのためには、快適な室内環境に整える加湿器が必要不可欠です。
しかし、一口に加湿器と言っても
「超音波式」「気化式」「ハイブリッド式」「スチーム式」
と、さまざまなタイプがあり、どれを選べばいいかわかりませんよね、、
わたしは子供のために「少しでも性能のいい加湿器を買いたい」と思い、それぞれのメリット・デメリットを1ヶ月かけて調べました。
そして行き着いたのがスチーム式の加湿器です。
次はそのスチーム式加湿器の特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
スチーム式加湿器の特徴とメリット・デメリット
スチーム式加湿器の特徴
スチーム式加湿器の特徴は、2つあります。
1つは「加湿方式」です。
スチーム式は水をヒーターで沸騰させ、その蒸気で部屋の中を潤します。
「電気ポットに蒸気の吹き出し口をプラスしたイメージ」をもってもらえれば、わかりやすいでしょう。
水を沸騰してから加湿するので、水道水に含まれる不純物を殺菌してくれます。
2つ目は「お手入れが簡単」なことです。
スチーム式加湿器にはフィルターが存在しないので、その分、掃除の手間が省けます。
また、タンクが釜のような形状なので、拭き取るだけで汚れを取り除くことができます。
スチーム式以外のタイプは、フィルターがあったり、タンクの形状が複雑だったり、お手入れが面倒に感じました。
お手入れが面倒でサボってしまうと、タンクの中にカビが発生してしまいます。
そしてそのまま加湿してしまうと、部屋の中にカビをバラ撒くことになります。
衛生面が気になり、部屋を清潔に保ちたい方は、お手入れが簡単で、水も殺菌してくれるスチーム式の加湿器がおすすめです。
しかし、スチーム式には他のタイプより、決定的に劣るデメリットがあります。
スチーム式加湿器のデメリット
電気代が高い
スチーム式加湿器のデメリットは、なんと言っても「電気代が高い」ことです。
それさえなければ、スチーム式に即決していたのですが、電気代のおかげでなかなか踏ん切りがつきませんでした。
なぜ、スチーム式は電気代が高いのか?
それは電気ポットと同じように、ヒーターで直接水を加熱して、お湯を沸かすからです。
しかし、電気代を抑える方法もあります。
電力を1番使うのはお湯を沸かす時なので、あらかじめ40度程度のぬるま湯をタンクに入れ、お湯を沸かせば、加湿器の負担を減らせるため、消費電力を抑えられます。
危険を認識できない年齢の子には危険
わたしがスチーム式加湿器を購入した理由は、生まれたばかりの我が子の乾燥を防ぐためです。
新生児の頃は安全に使えていましたが、息子が歩くようになると状況が一変しました。
その理由は危険をかえりみず、気になったモノめがけて、まっしぐらに突進していくからです。
スチーム式加湿器は噴出口から高温の蒸気が噴出します。
好奇心旺盛な小さな子供にとって、その現象はとても魅力的なはずです。
噴出口にはガードが一応ありますが、間接的なものなので蒸気に直接手を触れてしまうとヤケドしてしまいます。
また、子どもの手の届かない高い場所に置いたとしても、コードが邪魔になったり、台や机をガタガタ揺らして加湿器を倒してしまう恐れもあります。
そのため、子どもがきちんと危険が認識できる年齢になるまで、スチーム式加湿器はおすすめできません。
他にもスチーム式のデメリットとしては
- 本体が大きいので置き場所が限定される
- 電化製品や壁などから適度な距離をとる必要がある
- お湯を沸かすときの音が大きい(沸騰後は静か)
- 沸騰に時間が必要なので、蒸気がすぐには出ない
などが挙げられます。
しかし、これらのデメリットがありながら、加湿器の売り上げ上位にはいつもスチーム式がランクインしています。
その理由は、デメリットを補うだけのメリットがスチーム式にはあるからです。
スチーム式加湿器のメリット
加湿器を検討するにあたり、電気屋の店員さんにどのタイプが優れているか話を聞いたところ、加湿力に関してはスチーム式が文句なく最強とのことでした。
また、スチーム式は水道水を沸騰してから加湿するので、衛生面でも安心です。
他にも
- お手入れがしやすいタンク構造
- 簡単に給水できる
- 温かい蒸気がでるので、暖房を使わずとも部屋が温まる
など、他のタイプの加湿器にはないメリットがあります。
わたしが加湿器を使う目的は、子どもの健康と肌を守るためなので、多少電気代が高くても、「加湿力」「衛生面」「メンテナンス性」が他のタイプより優れているスチーム式を選びました。
実際に使用してみると、「加湿力の高さ」と「お手入れのしやすさ」が思った以上に良く、購入して正解だったと実感しています。
続いては、数あるスチーム式加湿器の中でなぜ「ドウシシャの加湿器」を選んだのか、を紹介します。
ドウシシャmistone(ミストーン)を選んだ理由
スチーム式の加湿器を買うことに決めて、最初に候補に上がったのは、加湿器の人気ランキングで不動の1位である象印の加湿器でした。
電気屋の店員さんや、会社の子持ちの同僚に聞いても「加湿力とメンテナス性を考えるなら象印で間違いない」「象印の加湿器を買ってよかった」と評判も上々だったので、9割がた購入を決めていました。
しかし、妻にデザインがよくないと却下され、諦めることに、、
確かに電気ポットのような見た目なので、部屋に置いておくにはちょっと抵抗があります。
途方に暮れていたところで見つけたのが2022年の9月に発売されたばかりの「ドウシシャmistone(ミストーン)KSX-603」です。
(2023年最新モデルのKSY-603も発売中です、基本性能は変わりません)
スペックも象印の加湿器とほぼ同等、そしてデザインもなかなかなイケています。
妻に相談したところ、OKをもらえたので早速購入することにしました。
次項で実際の写真と共に、 ミストーンKSX-603を紹介します。
ドウシシャmistone(ミストーン)KSX-603の写真付きレビュー
ドウシシャmistone(ミストーン)KSX-603の特徴
まずはドウシシャmistone(ミストーン)KSX-603の特徴を見ていきましょう。
2023年の最新モデルはKSY-603ですが、基本性能は変わりません。
まずはデザイン。
どんな部屋にも馴染むシンプルなデザインです。(カラーはブラウン、ホワイトとあります)
給水口が大きなタンクは、簡単に給水でき、お手入れも楽ちんな構造になっています。
蓋にはロック機能があり、フタがちゃんと閉まっていないと電源が入りません。
また蒸気の噴出口は、直接手が触れないようガードされています。
電源コードはマグネットで分離できるタイプなので、足を引っ掛けて加湿器を倒す心配はありません。
500mlのペットボトルと比較したサイズ感は、このようになります。幅22.1cm、奥行23.2cm、高さ34.6cmと小さくもありませんが、大きすぎるということもありません。
操作部には、以下の機能ボタンがついています。
- 3段階の加湿切替
- OFFタイマー
- 洗浄モード
- チャイルドロック
電気代について
気になる電気代ですが、メーカー発表の「加湿時最大消費電力470W」を電気代を割り出す計算式に当てはめてみると、
470(W)÷ 1000(kwh)× 27(1kwhあたりの平均電気料金)=1時間で約12.69円となります
この470Wというのは加湿時の最大消費電力なので、実際にはもっと安くなるはずです。
また、あらかじめ40度くらいのぬるま湯を入れておくと、沸騰するまでの消費電力が下がるため、電気代をさらに節約できます。
まだ使い始めたばかりなので、加湿器を使う前と使った後の電気代の比較はできていませんが、データが揃い次第、詳細を公表する予定です。
加湿力について
加湿力についてですが、実際に使用してみて感じたのは、想像以上に加湿力が高いことでした。
わたしは就寝時に弱モードで稼働させ、2時間後にOFFになるようにタイマーをセットしています。
加湿器がOFFになった後は、暖房だけをかけていますが、朝起きた時も湿度は60%を保っていました。
また2023年現在、KSX-603(KSY-603)の1時間あたりの加湿量は強モードで600mlと、スチーム式の中でNo.1です。
ちなみにこの記事を書いた時期と場所は、11月初旬の東京なので、環境によっては使用感が異なるかもしれません。
もっと寒さが厳しくなってからの使用感もレビューする予定なので、しばらくお待ちください。
注意事項と不満な点について
注意事項は以下の通りです。
- 加湿器を移動する時はレバーを持たない
- 置き場所は、壁や電化製品からある程度、距離を空けること
意識しないとレバーを握って移動してしまうので気をつけましょう。
加湿器を持って移動する時は、このようにするのが正解です。
不満な点は
- 加湿後にフタを開けると水滴が落ちる
- 加湿性能の強・中・弱での消費電力がわからない
ことです。
スイッチをOFF後、しばらく時間が経ってから加湿器のフタを開けても水滴が垂れてくるため、フタを開ける時はタオルを用意するか、濡れてもいい場所で開けましょう。
クエン酸洗浄について
お手入れに関しては、1日1回、やわらかいフキンでタンクの中の水滴を拭くだけで済ませています。
しかし、ずっと使用していると水アカがたまるため、2ケ月に1回程度はクエン酸洗浄が必要になります。
クエン酸洗浄は、満タンのタンクの中にクエン酸を入れてスイッチをONにするだけなので、楽ちんです。
ドウシシャのKSX-603を買うと、1回分の洗浄用クエン酸が付属してきます。洗浄用のクエン酸は100円ショップでも売っているので、こまめに洗浄して、蒸気を清潔に保ちましょう。
最後に、人気のスチーム加湿器の特徴を比較しやすいよう、表にまとめてみました。
1番ベストな加湿器を購入するための参考として、お役立てください。
おすすめスチーム加湿器3選の比較表
商品名 | EE-DC35-WA | KSX-603(KSY-603) | KS-J242 |
メーカー | 象印 | ドウシシャ | 山善 |
メーカー価格 (税込) | 18,700円 | 11,880円 | 8,980円 |
本体寸法 (幅×奥行×高さ) | 24×27.5×32.5cm | 22.1×23.2×34.6cm | 19.5×20×28.5cm |
本体重量 | 2.7kg | 2.6kg | 1.7kg |
タンク容量 | 3.0L | 3.0L | 2.4L |
消費電力 | 985W(湯沸かし時) 305W(加湿時最大) | 470W(加湿時最大) | 350W(パワフル運転) 220W(標準) |
加湿能力 (1時間あたり) | 強:350ml 中:165ml 弱: 80ml | 強:600ml 中:400ml 弱:220ml | パワフル:500ml 標準: 300ml |
連続加湿時間 | 強で約8時間 | 強で約5時間 | パワフルで約5時間 |
適用床面積 | 木造約6畳 プレハブ約10畳 | 木造約10畳 プレハブ約17畳 | 木造約8.5畳 プレハブ約14畳 |
電源コード | 1.2m (マグネット式) | 1.5m (マグネット式) | 1.5m (マグネット式) |
給水方式 | 広口容器の上部給水 | 広口容器の上部給水 | 広口容器の上部給水 |
空焚き防止 | ◯ | ◯ | ◯ |
開閉ロック | ◯ | ◯ | ✖️ |
チャイルドロック | ◯ | ◯ | ✖️ |
OFFタイマー | ◯ | ◯ | ✖️ |
ONタイマー | ◯ | ✖️ | ✖️ |
クエン酸洗浄機能 | ◯ | ◯ | ✖️ |
転倒時自動オフ機能 | ◯ | ◯ | ✖️ |
蒸気吹出口ガード | ✖️ | ◯ | ✖️ |
カラー | ホワイト グレー | ホワイト ブラウン | ホワイト グレー ブラック |
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まとめ:加湿器を手に入れて乾燥する季節を乗りこえよう
以上、「スチーム式加湿器の特徴」と「ドウシシャmistone(ミストーン)KSX-603」の写真付きレビューを紹介してきました。
スチーム式加湿器は、「加湿力」「衛生面」「メンテナンス性」が優れているので、
- 肌にダメージを受けたくない
- 風邪をひきたくない
- 子供の肌を守りたい
という方にピッタリです。
そして、スチーム加湿器の中でも加湿性能も良く、お値段もお手頃なのが、ドウシシャKSX-603(KSY-603)。
デザインもいいので、部屋のインテリアとしても違和感ありません。
ぜひ、自分に合う加湿器を手に入れて、乾燥する季節を乗り越えてください。
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました!
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