本記事では、東京都新宿区にある明治神宮外苑と国立競技場のランニングコースを紹介します。
紹介するコースは、以下の3コースです。
- 国立競技場と明治神宮外苑を巡る3.2kmのコース
- 明治神宮外苑の1.3km周回コース
- 国立競技場内の1km周回コース
特に1番目のコースは、国立競技場や絵画館などの歴史的建築物や、外苑名物のイチョウ並木を横目に走るいいとこ取りのコースです。
また、今回ランステ代わりに利用した東京体育館(利用料200円)のレポもあります。
周辺には、おしゃれなカフェや飲食店もあり、ラン後の楽しみも盛りだくさん。
普段とは違ったロケーションでランを楽しみたい方は、ぜひご覧ください。
明治神宮外苑・国立競技場の概要
明治神宮外苑は、明治天皇・昭憲皇太后のご遺徳を後世に伝えるために、明治神宮の外苑として、大正15年(1926年)に完成しました。
敷地内は「絵画館」「神宮球場」などの文化施設、そして、黄金色のトンネルとして全国的にも有名な「イチョウの並木道」があり、多くの人に親しまれています。
また、神宮外苑の1.3kmのランニングコースは「24時間でどれだけの距離を走れるか」を競うウルトラマラソンの舞台として、有名なコースです。
神宮外苑に隣接する国立競技場は、2019年11月30日に新たに生まれ変わり、東京2020オリンピック・パラリンピックのメイン会場にもなった日本を代表するスポーツ施設です。
ウッド調を基本とした外観は、47都道府県から木材を集め、神宮の杜との調和を目指して造られました。
設立まで紆余曲折ありましたが、選手と観客が一丸となって楽しめるスタジアムとして、スポーツ界のシンボルとなることを期待しています。
全体図:
[出典: imahachi.com]
国立競技場と明治神宮外苑を巡る3.2kmのコース
まず始めに紹介するコースは、国立競技場をスタートし、イチョウ並木を経由して、スタート地点へ戻るというコースです。
スタート地点は、国立競技場のゲートAの千駄ヶ谷門前から(写真参照)。
ちょうど目の前にTOKYO2020のマンホールがあるので、それが目印です。
このマンホールから、写真の奥に見えるドコモタワーに向かってスタート。
走り出して数m先には、オリンピック仕様の黄金ポストがありました。
ポストの先へ進むと「国立競技場駅」があるので、矢印の方向へ進み、坂を下ります。
坂を下った後は、競技場の外周に沿って進みます。
交差点まで来たら、信号を渡らず左へ。
すると「明治神宮第2球場」が見えてくるので、信号を渡らず競技場に沿って、左へ曲がります。
曲がった先には、国立競技場の雄大な姿を一望できるビュースポットがありました。
国立競技場を横目に進んでいくと、以下の交差点にたどり着くので、信号を渡り、右へ曲がります。
ちなみに、右へ曲がらず直進すると、大正15年に建設され、重要文化財でもある「絵画館」が間近で見れますよ👀
コースに戻り、道なりに進んでいくと、神宮外苑1.3kmコースのスタート・ゴール地点に到着します。
ここは景観も良くベンチもあるので、休憩するのにちょうどいい場所です。
一息ついたら、目の前の信号を渡りましょう。
渡った先には、外苑名物のイチョウ並木が広がります。
このレポは3月のものなので、ちょっとさみしい写真ですが、新緑や紅葉の季節はその美しさに圧倒されます。
並木道を大通りまで進み、突き当たったら右へ曲がり、交差点を渡りましょう。
反対側の並木道を進んだあとは、神宮外苑の1.3kmコースに沿って走ります。
路面に「700m」の距離表示タイルが見えたら、その先にある信号を渡り、矢印の方向へ。
直後に押しボタン式信号があるので、それを渡ればスタート地点に戻れます。
以上が国立競技場・明治神宮外苑のランニングコースでした。
普段は目にしない芸術的な建物と、四季を感じる植物が多いので、あっという間の3kmです。
とくに新しい国立競技場は間近で見ると迫力があり、スケールの大きさを感じられるので、ぜひ訪れてみてください。
明治神宮外苑の1.3km周回コース
都内でもメジャーな、神宮外苑のランニングコースを紹介します。
このコースのいいところは、信号がなく、100mごとに距離表示があるところです。
トラック場の周回コースなので、迷うことなく、初心者でも安心して走れますよ。
スタート・ゴールは絵画館がよく見える、以下の地点から。
ベンチや自動販売機もあるので、休憩にもぴったりの場所です。
コースの周りは高い建物がなく、空が広く感じられます。
この日は梅が咲き始めていて、気持ちを和ませてくれました。
コースの半ばを過ぎると、新しい国立競技場がお出迎え。
国立競技場を初めて見る人は、迫力あるその姿に驚嘆の声をあげるでしょう。
しばらく進むと、築90年を超え、歴史を感じる「明治神宮球場」が見えてきます。
新球場の着工が2028年から始まるので、現在の姿を楽しめるのも残りわずか。
神宮球場を過ぎると、スタート地点に戻ってきます。
ゴールでは、外苑名物のイチョウ並木を一望できるので、体をほぐしながら、その景観を楽しんでください。
この写真だとちょっとさびしい感じですが、紅葉シーズンの黄金色に輝く光景は圧巻です🍁
季節によって成長していくイチョウの移り変わりも見どころの一つなので、四季を感じるランニングコースとしておすすめです。
国立競技場内の1km周回コース
新国立競技場内の敷地内通路が、ランニングに適しているのをご存知ですか?
もちろん、イベントのない日に限りますが、屋根があるので雨の日でも濡れずに走れます。
コースは競技場をぐるっと1周して、約1km。
日差しが届かず、通路の幅もあるので、快適に走れます。
ただ、問題点もあります。
それはGPSを正確に補足しないこと。
わたしのGARMIN945でとったログが以下なのですが、明らかにルートがバグってます。。
コースは5階建ての1階部分にあり、屋根で電波が妨げられるので、しょうがないと言えばしょうがないですね、、
また、通路には以下のような「注意喚起」もあるので、スピードは控えめに。
「日焼けしたくない人」「雨の日にどうしても走りたい人」にオススメのコースです。
立ち寄りスポット
鳩森八幡神社
ランステ代わりに利用した、東京体育館のすぐそばにある神社です。
趣があり、季節の花で賑やかな神社でした。
この「花手水」にも癒されます🌺
こちらの河津桜もお見事。
鳩森八幡神社には富士塚もあり、頂上からは境内が一望できます。
由緒などの詳細は鳩森八幡神社公式HPをご覧ください。
ランニング便利グッズ
フレーム2本と交換レンズ5枚(偏光レンズは1枚)がついて、2,480円(Amazon価格)。
普段使いのランニングで使うには十分なスペックのサングラスです。
Amazonレビューでも概ね好評なので、サングラスをよく無くす人、安くていい物が欲しい人にはおすすめの一品。
あると便利な1枚。汗を素早く吸収し、なおかつ速乾性や防臭機能もあります。デザイン性もよく、10通り以上のアレンジが可能です。
愛用の骨伝導ワイヤレスイヤホン。
耳の穴を塞がないので周囲の音がよく聞こえ、安全に走れます。
レース中に音楽を聴いていても、応援の声が耳に入るので、モチベーションアップにつながります。
明治神宮外苑・国立競技場のランニングステーション
東京体育館:千駄ヶ谷駅から歩いて1分
【特徴】ロッカー・更衣室・シャワー完備
【料金】200円/2時間(超過1時間毎100円)
【駐車場】駐車場・駐輪場案内は東京体育館のHPはご覧ください
【営業時間】(最終入館は閉館の1時間前まで)
平日:9:00~23:00
土曜日:9:00~22:00
日曜日・祝日:9:00~21:00
【定休日】不定休、詳しくはHPをご覧ください
【備考】シャンプー類なし・ドライヤーなし
ここからは、東京体育館の更衣室の利用方法を詳しく紹介します。
まずは、東京体育館の「総合案内センター」へ向かいましょう。
総合受付の横に設置された、1番右の「利用券」とある販売機で、「陸上競技場」を選び、200円を支払います。
次に陸上競技場の入り口まで行き、そこで「体調管理シート」に必要事項を記入します。
陸上競技場の受付に「体調管理シート」を渡したら、ゲートの中へ。
更衣室は、こんな感じで男女ともロッカーが72台設置されています。
シャワーも6機あります。(シャンプー類はなし)
ドレッサー的な設備もありますが、ドライヤーは置いてません。
持ち込みドライヤー用に必要な、コンセントの確認を忘れてしまったので、次回確認しておきますね。
ちなみに、ロッカーに鍵をかけるには、利用券を以下のように差し込みます。
わたしはそれに気づくのに遅くれ、鍵をかけるのに手こずりました。。
隣接する陸上競技場は、200mトラックがある小ぶりな競技場です。
外に出て走りたい人は、ロッカーの鍵を受付に預ける必要があります。
これだけの施設で利用料200円はお得なので、ぜひ利用してみてくださいね。
神宮外苑サマディクラブ:千駄ヶ谷駅から歩いて5分
【特徴】ロッカー・更衣室・シャワー完備
【料金】880円
【駐車場】なし
【営業時間】(最終入館は閉館の1時間前まで)
平日:10:00~22:00
土曜: 9:00~18:00
日曜: 9:00~16:00
【定休日】祝日・年末年始・夏期休暇
【備考】シャンプー類なし・ドライヤーあり
周辺の銭湯
清水湯:
【特徴】サウナもあるモダンなビル銭湯
【料金】520円
【駐車場】2時間まで無料
【営業時間】平日:12:00~24:00・土日祝:12:00~23:00
【定休日】金曜
【備考】土日祝日は混雑のため、ランステ利用不可
塩湯:2023年(令和5年)6月30日をもって閉店しました
【特徴】番台のある昔ながらの銭湯
【料金】520円
【駐車場】なし
【営業時間】15:00~23:00
【定休日】月曜
コインロッカー
神宮外苑の1.3km周回コース内にある「バッティングドーム」内にコインロッカーが設置されています。
価格はS:300円、M:400円です。
利用時間(8:30~21:30)があるので、注意が必要になります。
明治神宮外苑へのアクセス
マイカーアクセス
駐車場の場所・営業時間・料金形態が複雑なため、明治神宮外苑の駐車場マップをご覧ください。
公共交通アクセス
【いちょう並木側】東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」
【絵画館側】JR中央・総武線「信濃町駅」
【国立競技場・東京体育館側】都営大江戸線「国立競技場駅」・JR中央・総武線「千駄ヶ谷駅」
まとめ
以上、明治神宮外苑と国立競技場のランニングコースの紹介でした。
このコースの特徴は、以下の通りです。
- 都心のど真ん中にありながら、広い空を味わえる
- 国立競技場や絵画館など歴史的建造物を横目に走れる
- 季節によって変化するイチョウ並木を楽しめる
また、今回初めて東京体育館をランステ代わりに利用してみましたが、値段以上の設備に満足でした。
近隣には「代々木公園」や「赤坂離宮」、もうちょっと距離を伸ばせば「皇居」などのランニングスポットがあるので、それらのベースとして使えばかなり便利な施設だと思います。
電車でのアクセスも良好なので、みなさんも神宮外苑と国立競技場を訪れてみてください。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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