この記事では、お酒をやめたい人の心強い味方となる、断酒関連のおすすめ本10冊を紹介します。
主に「専門家が書いたアルコールに対する知識を得られる本」と「お酒に溺れていた人達の断酒エピソードが書かれた本」とに分れます。
これらの本を読むことで、アルコールがどれほど危険な薬物かを学べます。
また先人達のお酒にまつわる体験談や助言は、お酒の誘惑に負けそうな時に立ち止まることができるでしょう。
お酒を断つには、毎日飲酒欲求と戦わなくてはなりません。
飲酒欲求に打ち勝つには、まずお酒の正体を知ることです。
本を読んで得た知識は、お酒に立ち向かう武器となります。
このの記事がお酒をやめたいと思ってる人や、断酒に取り組んでる人の助けになれば嬉しく思います😌
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- 禁酒セラピー / アレン・カー (著)
- 「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本 / 垣渕洋一 (著)
- 名医が教える飲酒の科学 / 葉石かおり(著)
- 飲まない生き方 ソバーキュリアス / ルビー・ウォリントン (著)
- 上を向いてアルコール「元アル中」コラムニストの告白 / 小田嶋隆 (著)
- 脱アルコールの哲学 理屈でデザインする酒のない人生 / 前田益尚 (著)
- しらふで生きる 大酒飲みの決断 / 町田康 (著)
- ゲコノミクス 巨大市場を開拓せよ! / 藤野英人 (著)
- アルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか / 仮屋暢聡 (著)
- しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには / 斉藤章佳 (著)
- まとめ:本を読んでお酒に負けない知識を学ぼう
禁酒セラピー / アレン・カー (著)
お酒に対する価値観が変る本です。
私がお酒をやめられたのは、この本のおかげと言っても過言ではありません。
「お酒は幸せを与えてくれる飲み物」だという、自身の固定観念を見事に変えてくれました。
キャッチコピーは「読むだけで絶対やめられる」。
お酒の正体と、お酒をやめる思考法が学べる大ベストセラー本です。
発売日:2011年12月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち4.0
「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本 / 垣渕洋一 (著)
アルコールの正しい知識が学べる本です。
著者は東京アルコール医療総合センターのセンター長。
この本では「アルコールの危険性」や「お酒をやめて起こる体の良い変化」などを専門医ならではの視点で、合理的に解説しています。
文章も丁寧で読みやすく「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介され、プチ断酒ブームを起こした話題の本です。
そんな著者が断言するのは「飲酒には身体的な健康効果はまったくない」ということ。
具体的な禁酒方法や、節酒方法を詳しく紹介しており、お酒をやめたい人を手助けしてくれる良書です。
発売日:2020年12月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち4.2
名医が教える飲酒の科学 / 葉石かおり(著)
酒ジャーナリストでもある著者が、酒好きを代表して、各分野の14人の専門医に「アルコールが人間に与える影響」を取材し、まとめた1冊。
各分野というのは、「肝臓」「がん」「免疫」「消化器官」「アルコール依存」など、健康でいるために欠かせない分野です。
この本の趣旨は「健康的に酒を楽しみたい」というものですが、専門医からは「アルコールは体や脳に良いことは何もない」「すべての病気の根源になる」と言われ、著者が追い詰められてしまいます……
そして、それでもなんとか「お酒を楽しみたい」という著者からは、依存性薬物であるアルコールの怖さも垣間見れます。
しかし本の中身は、客観的な目線と科学的根拠をもとに「アルコールの基本からアルコールが人体に及ぼす害」についてが、分かりやすくまとまっているため、アルコールのリスクを確認できる本としておすすめできます。
アルコールが原因で健康に不安がある人にぜひ読んでいただきたい書籍です。
発売日:2022年3月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち3.9
飲まない生き方 ソバーキュリアス / ルビー・ウォリントン (著)
著者はソバーキュリアスという言葉を生み出した、英国生まれの女性編集者。
彼女自身もアルコールの問題を抱えており、ソバーキュリアスという思考法を実践することで、その問題と向き合うことができました。
ソバーキュリアスとは「自分にとってお酒とは何なのかを見つめ直し、自問自答する」新しい思考法です。
ソバキュリ思考を身につけると、アルコールの害悪を認識できるようになり、お酒をやめることを前向きに考えられるようになります。
そうした考え方が「お酒で我を失うのがカッコ悪い」「しらふで過ごすのがクールでかっこいい」と、欧米の若者を中心に広がりをみせています。
ソバーキュリアスという新しい価値観を知ることで、断酒も継続しやすくなるため、読んでみて損のない1冊です。
発売日:2021年10月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち4.0
上を向いてアルコール「元アル中」コラムニストの告白 / 小田嶋隆 (著)
人気コラムニストの小田嶋さんが、アルコール依存症時代を振りかえった断酒エッセイ。
連続飲酒で発作を起こし、回復してもすぐ酒を飲む生活を繰り返していた著者は、ある日病院で医者から「このままだと40で酒乱、50で人格崩壊、60で死にますよ」と言われアルコール依存症と向き合い始めます。
「なんとなく飲んでいて、気づいたらアル中になってしまっていた」と言う言葉には説得力があり、アルコール依存症の怖さを感じました。
酒に溺れてた時代のエピソードや、断酒中の体験談が参考になる1冊です。
発売日:2018年2月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち4.0
脱アルコールの哲学 理屈でデザインする酒のない人生 / 前田益尚 (著)
現役大学教授で社会学者でもある著者が、アルコール依存症である現実を受け止め、克服する体験談が描かれています。
著者にとってお酒は、父からのDVで萎縮した人格を支える「心の松葉杖」としての役割を果たしていました。
しかしそれが連続飲酒のきっかけとなり、糞尿垂れ流す末期症状になっても、お酒を手放せない重度の依存者に。。
そんな著者が家族や自助グループの助けを借りて依存症を克服し、ふたたび教壇に立つまでの経緯がまとめてあります。
「アルコール依存症という病気がどういうものか」「アルコールに頼らない人生をどう組み立てていくか」著者自身の体験を元にフラットに語られています。
読みやすい文体のなかに、お酒に打ち勝つヒントがちりばめられた作品です。
発売日:2019年10月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち3.8
しらふで生きる 大酒飲みの決断 / 町田康 (著)
元パンクロッカーでもあり、作家でもある町田康の断酒記録エッセイ。
名うての大酒飲みとしても知られ「酒をやめたのは気が狂っていたから」と2015年12月末に酒をやめて以来、現在でも断酒継続中です。
「酒を讃(ほ)むるの歌」で知られた大伴旅人(おおとも の たびと)に憧れ、何をするにも酒を中心に生活していた著者が、ある日突然酒をやめたところから話が始まります。
本の中では「なぜ人は酒を飲むのか?」「人はなぜ楽しみたいのか?」など、お酒を飲む原因を哲学的?に面白おかしく考察していて、読み物としても面白いです。
酒飲みならハッとさせられたり、共感できるフレーズもたくさん出てきます。
読んでいて元気をもらえるオススメの1冊です。
発売日:2021年9月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち3.6
ゲコノミクス 巨大市場を開拓せよ! / 藤野英人 (著)
お酒を飲めない資産運用会社の社長が、酒飲みばかりを優遇する世の中に一石を投じた話題作です。
主に以下の内容について、語られています。
- 世間から冷遇されてきたゲコの胸の内
- お酒を飲まないことがトレンドになる近未来
- ゲコ市場の可能性
本の中では、お酒を飲まない人を「ゲコノミスト」、飲む人を「ノミスト」と分けており、お互いの理解不足で生じる溝を埋め「最終的には共生できたらいいよね」というメッセージが込められています。
ゲコの人が語るお酒についての論評は、今まで酒飲みだった自分には新鮮な内容で、とても勉強になりました。
断酒後の世界を生きてく上で、参考になる書籍です。
発売日:2020年5月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち4.0
アルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか / 仮屋暢聡 (著)
著者は、数々のアルコール依存症患者を診察してきた精神科医。
本書は、故中川昭一大臣のG7後の泥酔会見分析から始まります。
当時はただの酔っ払いのおじさんだと思ってましたが、この本を読みアルコール依存症だったことがわかりました。
他にも精神科目線で語るアルコール依存の怖さや、アルコール依存が原因で起こる病気が細かく紹介されています。
11人の症例をもとにお酒の怖さを紹介しているので、酒を断つ決意を固めることができる1冊です。
発売日:2009年8月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち3.9
しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには / 斉藤章佳 (著)
著者は数々のアルコール依存者を診察してきた、依存症治療の第一人者。
発売日も新しく、アルコール問題を取り巻く最新の状況を知ることができます。
例えば、
- ストロングゼロの危険性
- なぜ、アルコールに依存してしまうのか
- 断酒一択ではなく、敷居を低くした減酒という選択肢
など、現場目線の観点で読みやすく紹介されています。
本書のなかには共感できる言葉もたくさんあり、わたしは「アルコール依存症は「生き方の病」、生きづらさが解消しないと普遍的には変わらない」という文章にハッとさせられました。
また実際にアルコール依存の治療を受け、断酒を継続している人たちの声も紹介されているので、とても勉強になります。
問題意識を持つのに有益な本なので「最近、飲み方がちょっとおかしいな」という方におすすめです。
発売日:2020年3月
Amazonカスタマーレビュー:星5つ評価うち3.8
まとめ:本を読んでお酒に負けない知識を学ぼう
以上、断酒・禁酒の手助けになる本を紹介してきました。
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
そうすることで、お酒に対する誤った認識を見直せ、飲酒欲求に抗うことができます。
わたしは本のおかげで「お酒のない人生はつまらない」という長年染みついた考え方が変り、断酒が少し楽になりました。
正しい知識と先人達の助言があれば、お酒に打ち勝てるはずです。
本で知識をつけ「お酒のない人生」を楽しく過ごせるよう、頑張りましょう!
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。
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