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【栃木県最果ての百名山】銀山平コースで皇海山へ

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今回は百名山の中でもっともアクセスが大変な山、皇海山の紹介です。

使用したコースは、クラシックルートである銀山平コース。

ピークが11もあり、往復約14時間以上かかるロングコースです。

このコースの魅力は、鋸山庚申山から見渡す日光や群馬方面の奥深い山々😃

コースレポと共に情報をまとめてありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

自然災害等によりコース状況が変わる場合もありますので、登山の際は最新の情報をご確認下さい

皇海山基本データ

皇海山って何て読むの?という方が多いと思いますが、すかいと読みます。

栃木県日光市と群馬県沼田市との境界にあり、百名山の中でもアクセスが難しい山で有名です。

皇海山への最短ルートだった皇海橋の登山口は、そこまでアクセスする栗原川林道が令和2年3月3日から通行止めになり、車でのアクセスができなくなりました

頂上は樹林に覆われ展望が望めませんが、コース途中の鋸山からは皇海山を含め、日光の山々の景色を楽しめます

標高2144m
所在地群馬県・栃木県
エリア足尾山地
登山適期5月後半から11月前半
新緑5月中旬から6月中旬
紅葉10月前半から10月後半

登山コース

銀山平コース

コースデータ詳細:【】は通常コースタイム

  • 国民宿舎かじか荘(標高約826m)→【1:20】→一の鳥居(標高約1260m)
  • 一の鳥居→【1:10 】→庚申山荘(標高約1593m)
  • 庚申山荘→【1:30】→庚申山(標高約1892m)
  • 庚申山→【2:15】→鋸山(標高約1998m)
  • 鋸山→【0:30】→不動沢のコル(標高約1862m)
  • 不動沢のコル→【1:00】→皇海山(標高約2144m)
  • 皇海山→【0:40】→不動沢のコル(標高約1862m)
  • 不動沢のコル→【0:40】→鋸山(標高約1998m)
  • 鋸山→【2:00】→庚申山(標高約1892m)
  • 庚申山→【1:05 】→庚申山荘(標高約1593m)
  • 庚申山荘→【1:00】→一の鳥居(標高約1260m)
  • 一の鳥居→【1:10】→国民宿舎かじか荘(標高約826m)

通常コースタイム:登り7時間45分、下り6時間35分の合計約14時間20分。(休憩含まず)

このコースはピークが11もあり、岩場や藪でルートファインディングが必要になる場面もあります。

栃木県最難関ルートにも指定されているので、相応の体力/経験/技術が必要になります。

皇海山(銀山平)の難易度は栃木県が作成した山のグレーディング 一覧表によると、体力レベル:7(10が最高)、難易度レベル:D(Eが最高)とあります。

詳しくは「栃木 山のグレーディング」をご覧下さい。

不動沢コース:山頂まで約3時間ですが、皇海橋までの林道が自然災害により、たびたび通行止めになります。

令和2年3月3日から皇海橋へアクセスする栗原川林道は通行できなくなりました




コース レポート

登山時期:8月上旬

百名山で一二を争うアクセスが難しい山、皇海山のコースレポートです。

コースは伝統的なクラシックルートの銀山平コース。

通常は庚申山荘で一泊するようですが、私は前日に近くの道の駅で車中泊し、日帰りにしました。

国民宿舎かじか荘の少し先にある駐車場(約20台)に車を置き、朝6時にスタート。

一の鳥居までは、こんな感じの林道が一時間以上続きます。

一の鳥居から本格的な登山道が始まります。

巨石が点在するよく整備された登山道を進むと、

立派なログハウス風の庚申山荘に到着します。

庚申山荘からは岩場の山道が現われますが、きちんと整備されているので、危険と思える場所はありませんでした。

アスレチックのような登山道を登り終えると、庚申山(1892m)に到着。

ここから鋸山方面に5分ほど移動すると、展望が開けます。

そこからは、これから目指す鋸山(左)と皇海山(右)や、

笠ヶ岳(左)、錫ヶ岳(中央)と白根山(右)がバッチリみえました。

庚申山から鋸山までは、尾根道を歩きます。

笹藪が元気で、どんどん山の奥深くへ向かっていく感じです。

鋸山付近にさしかかると、険しい登降が続きます。

難所を乗り越え鋸山(1998m)へ到着!頂上は360度の大展望で、真正面には皇海山👍

ここからは一旦、不動沢のコルまで降り、そこから皇海山を目指します。

不動沢のコルには、不動沢コースからの登山者が大勢いました。(不動沢コースから皇海山までは、約3時間で行けます)

皇海への登りはなかなかの急坂で、疲れた体には堪えます。。

最後の力を振り絞り、皇海山(2143m)に到着!

残念ながら展望はありません😅

銀山平から約6時間、さすがに修行コースはくたびれました。

30分ほど食事休憩して、帰路につくため再び鋸山へ出発。

皇海山からの鋸山へ登り返しは、槍のような急坂でシビれました。。

ひいこら言いながら、鋸山へ再到着!

皇海山の眺めは、ここからが一番よかったです。

皇海山からの復路はこの鋸山から六林班峠を行くのが一般的のようですが、このコース、夏場は笹薮が茂りすぎていて道に迷いやすいとあり、加えてこの暑さでは笹は蒸れそうなので、また尾根道をピストンすることにしました。

18時には無事、駐車場に到着。

8月にロングコースをやるのは、やっぱり堪えたました。。

皇海山は登りに行くより、庚申山や鋸山から眺めるのがオススメです。

庚申山だけでも十分楽しめるので、庚申山目当てに登るのもいいかもしれませんね😃



地図情報

25000図:皇海山

山小屋・宿泊施設・温泉施設

山小屋庚申山荘
ハイシーズンは管理人がいるようですが基本的には無人です。(水場、トイレあり)

宿泊料金はかじか荘で支払います。

宿泊施設・温泉施設国民宿舎かじか荘
日帰り入浴は800円。

マイカーアクセス

銀山平駐車場:約20台(無料)、かじか荘を抜けて少し進んだ場所にあります。

皇海橋:約25台(無料)

令和2年3月3日から皇海橋へアクセスする栗原川林道は通行できなくなりました

公共交通アクセス

わたらせ渓谷鐵道「通洞駅」
かじか荘まで歩いて100分、タクシーで15分(約2500円)要予約。




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ウエッキー
ランニングと山が好きな人

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