東京都杉並区にある善福寺川緑地と和田堀公園のランニングコースを紹介します。
善福寺川に沿って広がる片道約5kmのこのコースは、川のきらめきと緑あふれる豊富な樹木が魅力です。
横断歩道や工事中の場所があるので、スピードを出すのには向きませんが、のんびりと風景を楽しみながら走るにはちょうどいいコースです。
コース周辺には汗を流せる銭湯や、魅力的な飲食店が並ぶ駅もあり、ランニング後のご褒美も充実してます。
コースレポと共に情報をまとめてみたので、興味のある方は是非ご覧下さい。
善福寺川緑地・和田堀公園紹介
善福寺川緑地と和田堀公園は、全長4.2kmにわたり遊歩道が整備された、善福寺川沿いに並び合う都立公園です。
善福寺川は善福寺公園内の善福寺池を水源とし、神田川に合流するまでの約11kmの一級河川。
川に沿って植えられた約700本の桜並木は春夏秋冬、散策者を楽しませ、透きとおった河川では、水鳥や野鳥がにぎわいをみせます。
コースは横断歩道を渡る場面が多々ありますが、交通量は少ないのでストレスは感じませんでした。
また、一部護岸工事中で川沿いを通れない箇所がありますが、迂回コースはわかりやすく道案内されてます。
全体的な印象としては、樹木が豊富で静かで落ち着いたコースです。
木陰にも恵まれているので、日差しの強い日は助かります。
また和田堀公園には、300mトラック(第1競技場)、400mトラック(第2競技場)があり、一般開放日には無料で使用できます。
和田堀公園の南側には「東京のへそ」と親しまれる大宮八幡宮が鎮座し、清々しい空気が流れるパワースポットとして有名です。
全体図:
善福寺川緑地・和田堀公園 ランニングコース
このコースへのアクセスは2つあります。
1つは東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」から、歩いて約5分の和田堀橋から。
もう1つはJR中央線「荻窪駅」から、歩いて約20分の神通橋からです。
この日は高円寺でお昼を食べてからのスタートしたので、高円寺からほど近い和田堀橋まで、走ってアクセスしました。
和田堀橋は環七沿いにある小さな橋です。
スタート直後は住宅街の中を進みます。
路面が遊歩道に変わり、
しばらく走ると済美(せいび)公園に到着、空を広く感じられる公園です。済美公園は善福寺川の水面近くまで行けるため、水鳥たちを間近で見学できます。
済美公園の先は護岸工事中なので、左へ曲がり、
そのままフェンス沿いを進みます。
このフェンスゾーンは数百メートルで終り、すぐ川沿いの遊歩道に戻れます。
木漏れ日の気持ちいい遊歩道が終ったら、道路を渡り矢印の方向へ。
この辺りから緑が深くなった印象でした。
先へ進むと、左側の遊歩道が終了するので、反対側へ行くため大宮橋を渡ります。
橋を渡ると、川沿いのコースが工事中なので公園内を迂回します。
公園内は樹木が多く、日差しが遮られ助かりました。
武蔵野の面影を残す和田堀池は、ここが東京だというのを忘れさせてくれる一角です。
この池の周辺には珍しい野鳥が多く潜んでいるようで、バードウオッチャーの方をたくさん見かけました。
和田堀池の先には、休憩所と食事処の武蔵野園があります。
武蔵野園前の道路を矢印の方向へ進むと、
ふたたび川沿いのコースに戻れます。
このあたりにはヒコーキ型のジャングルジムがあるヒコーキ広場があり、和田堀公園と善福寺川緑地の境界でもあるそうです。
気持ちのいい遊歩道を走ってゆくと、コース唯一の信号が登場します。(信号の左側にはコンビニあり)
この先のコースには葉桜の桜並木もあり、おすすめの癒やしポイントです。
川沿いを以下の場所まで進むと、行き止まりになるため、左へ曲がります。
橋を渡りおえたら、矢印の方向へ曲がり、
フェンス沿いに進んで行くと、
ゴールである神通橋に到着です。
ここまで約5.5km。
コース上にはトイレや水飲み場、自動販売機などもたくさんあります。
私はこのあと来た道をもどり、大宮八幡宮に参拝後、高円寺の銭湯へ向かいました♨
体力のある人は、善福寺川(延長11km)を端から端まで走ってみるのも、面白いかもしれませんね。
立ち寄りスポット
大宮八幡宮
和田堀公園の南側に位置する大宮八幡宮は、縁結び・安産・子育てのご利益がある有名な神社です。
東京の中心に位置するため、「東京のへそ」とも呼ばれています。
2013年に御鎮座950年を迎えた境内は、豊富な緑と新鮮な空気のおかげで、心が落ち着きます。
善福寺川沿いからもアクセス可能なので、ランニングのついでに訪れてみてください。
和田堀公園第2競技場(済美山運動場)
和田堀公園第2競技場(済美山運動場)は、杉並区立郷土博物館のすぐそばにある、本格的な陸上競技場です。
毎週水曜日、第1日曜日、第3土曜日に無料で一般開放されてます。
その他の日も貸切り利用がなければ使用できます。(毎週月曜日は整備日のため使用できません)
夜間照明や更衣室、コインロッカーなどはありませんでした。
詳細は和田堀公園の競技場の利用でご確認ください。
ランニング便利グッズ
ランニング用ウエストバッグでフィット感に優れます。
スマホや小物を入れる収納ポケットもあり、街ランやレースにも便利です。
600mlの専用ボトルも付いているので、コスパ的にも優れます。
あると便利な1枚。汗を素早く吸収し、なおかつ速乾性や防臭機能もあります。デザイン性もよく、10通り以上のアレンジが可能です。
愛用の骨伝導ワイヤレスイヤホン。
耳の穴を塞がないので周囲の音がよく聞こえ、安全に走れます。
レース中に音楽を聴いていても、応援の声が耳に入るので、モチベーションアップにつながります。
コインロッカー
残念ながら善福寺川緑地・和田堀公園の周辺には、コインロッカーや更衣室はありません。
コインロッカーを使用する場合は、コース周辺の「中央線・井の頭線・丸ノ内線」の最寄り駅にあるコインロッカーが便利です。
周辺には銭湯もたくさんあるので、トレランザックにお風呂セットを入れての旅ランスタイルもおすすめです。
周辺の銭湯
杉並湯:新高円寺駅そば
【特徴】レトロな雰囲気の心地いい銭湯
【料金】520円
【駐車場】なし(周辺にコインパーキングあり)
【営業時間】15:45~23:30
【定休日】月曜
【備考】リンスインシャンプー・ボディソープは番台に置いてあり無料です
弁天湯:高円寺駅そば
【特徴】昭和4年創業の高円寺に根付いた銭湯
【料金】520円
【駐車場】なし(周辺にコインパーキングあり)
【営業時間】15:30~25:00
【定休日】月曜
【備考】お湯の温度は高め、PayPay使えます
天徳泉:阿佐ヶ谷駅そば
【特徴】高硬度のお湯で温泉気分
【料金】520円
【駐車場】なし(周辺にコインパーキングあり)
【営業時間】15:00~25:00
【定休日】水曜
【備考】水風呂あり
銭湯 Gokurakuya:荻窪駅そば
【特徴】ミネラルたっぷりの井戸水銭湯
【料金】520円
【駐車場】なし(周辺にコインパーキングあり)
【営業時間】16:00~24:00
【定休日】火曜
【備考】電気風呂の設定がMAXで刺激が凄いようです
美しの湯:高井戸駅そば
【特徴】天然温泉を楽しめるスーパー銭湯
【料金】平日980円、土日祝1,250円
【駐車場】専用駐車場150台あり
【営業時間】9:00~23:30
【定休日】不定休
【備考】豊富な種類の浴槽と食事処もあり
善福寺川ランニングコースへのアクセス
マイカーアクセス
和田堀公園第1駐車場:15台
【利用時間】24時間
【料金】1時間まで300円、以後20分毎に100円
【最大料金】1200円
和田堀公園第2駐車場:47台
【利用時間】24時間
【料金】1時間まで300円、以後20分毎に100円
【最大料金】1200円
公共交通アクセス
今回紹介するコース上で、一番アクセスしやすい2箇所を選んでみました。
その他にもJR中央線、京王井の頭線、東京メトロ丸ノ内線沿いの駅からもアクセス可能です。
和田堀橋から:東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」徒歩約5分
神通橋から:JR中央線「荻窪駅」徒歩約20分
まとめ
以上、善福寺川緑地・和田堀公園のランニングコースの紹介でした。
公園内には、木漏れ日が差しこむ場所がたくさんあります。
豊富な樹木は訪れる季節によって、いろんな顔を見せてくれそうです。
善福寺川緑地・和田堀公園のポイントをまとめると、こんな感じになります。
- 豊かな緑が広がる川沿いコース
- 大宮八幡宮はパワースポット
- 護岸改修工事で迂回箇所あり
走り終ったあとの楽しみが多いのも、このコースの魅力です。
私はトレランザックにお風呂セットを入れ、走る前は高円寺でスパイスカレーを食べ、走り終ったあとは高円寺の銭湯で汗を流しました。
みなさんも善福寺川緑地・和田堀公園を訪れて、ランニングを楽しんでみてください。
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました!