お酒を断って250日(約8ヶ月)、そろそろ300日の大台がみえてきました。
お酒をやめてからの変化は、以前紹介した5ヶ月目の変化からさほど変らず、いい意味でマンネリ化しています。
そこで今回は、大酒飲みだった自分が「断酒宣言後の周りの人達の反応」や、「お酒を勧められたときの断り方」をまとめてみました。
断酒・禁酒に興味のある方の参考になれば嬉しいです😀
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断酒宣言
断酒を開始してから、わたしが最初に悩んだ問題の1つに「お酒をやめるという決意を周りの人達に伝えるべきか」というものがありました。
周りの人達というのは、今まで飲み会で多くの時間を過ごした、職場や趣味でつながった人達のことです。
その人達にお酒をやめたことを知ってもらいたかったのと、自分自身あとに引けない状況を作りたかったので、断酒宣言する事に決めました。
その前に、一番身近にいる妻に様子見で、
「いま家にあるお酒が全部なくなったら、もう一生お酒は飲まないから!」
と言ってみると、特に表情も変えず「へー」と言って終わり…
自分からしたら「もう一生お酒は飲まない」宣言は一大決心なのに、本気にしてもらえませんでした😭
職場には断酒を開始して、一週間たったある日、
「実は一週間前からお酒止めてるんです。もう一生お酒は飲みません」
と、お昼に食堂で打ち明けてみると、
「えっ!? またまた、いつまで続くかねw」「なんでそんなことを?身体でもこわしたか?」
などと本気で不思議がられる始末😅
趣味のランニングサークルの人達も、おおむね同じ反応で「お酒をやめるなんて、どうかしている!」と言わんばかりでした。
酒好きで知られていたので、急に手のひら返したような行動は、信じてもらえないのもしょうがないですね。。
まあしかし、断酒宣言を行ったことで、自分のなかで「もうお酒は飲まないぞ」と覚悟ができました。
わたしが思う断酒宣言のメリットは、以下の通りです。
- 簡単に前言撤回できない
- 自分自身踏ん切りがつく
- 飲まない人と思われて、飲み会に誘われにくくなる
最初は周りの人に信じてもらえませんが、宣言通り断酒を続けていると、意志が強い人として、信頼度があがるかもしれませんよ😄
断酒宣言、その後と「酒は百薬の長」の誤解
断酒宣言から3ヶ月、6ヶ月と月日が経過すると、妻からはある程度信用してもらえるようになりました。
しかし職場の人間は、
「お酒をやめて6ヶ月経過したんですよ」
と言っても、
「酒を飲まないなんて人生なんて、考えられない」「飲まないと、毎日がつまらないでしょ?」
など、変わり者を見るような目で見られました😅
「お酒飲まないと、これだけ節約できるよ」「頭がさえて、時間が有効に使えますよ」
と、断酒のメリットを説明しても、
「お酒は必要経費だから、ある程度はしかたがない」「頭はモヤがかかるくらいがちょうどいい」
と言われ、まるで以前の自分を見ているかのよう😂
みんな、お酒は体にも精神的にもよいものと思ってるので、病気でもないのにやめるのが不思議なんでしょうね。
わたしもそう思ってました・・・
よく「酒は百薬の長」と知られ、ほどほどなら身体にいいと言われてますが、それが大きな間違いなのはご存じですか?
「酒は百薬の長」というのは、昔の中国の皇帝がお酒の消費をうながし、酒税を取るために作ったキャッチコピーなんです。
(参考:「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本)
実際、お酒はがんや様々な病気の元となり、身体には害しかありません。
精神的なメリットとして「気分が落ち着く」「高揚感がある」などありますが、それらはアルコールの作用で脳機能が低下し麻痺してるだけなのです。
酒飲みたちの免罪符でもあるこの言葉が、ただのキャッチコピーだったてことを、世の酒飲み達に知ってもらいたいですね。
お酒の断り方
今のご時世、飲み会が開かれることは少なくなりましたが、お酒をやめてから一度だけ、送別会をかねた飲み会に参加したことがありました。
その時は、やはり複数人からお酒を勧められ、目の前で美味しそうに飲まれたりしましたが、
「お酒は覚醒剤だと思ってるんで、もう飲みません」「肝臓の数値がすぐ上がるので、飲めません」
と断り続け、無事ソフトドリンクで乗り切りることができました。
もう少しやんわり断る方法としては、
- 健康上の問題でドクターストップ
- もう飲まないと家族と約束した
- 家で資格テストの勉強がある
- このあと車を運転する用がある
などがいいのではないでしょうか。
飲み会そのものを断りたいときにも使えると思います。
仕事の付き合いなどで、しょうがなく飲み会に行かなくてはならないときは、①が一番効果的です。
今までは飲めない人をみると「かわいそう」とか「面白くないんじゃないか」と思ってましたが、お酒がなくても雰囲気だけで十分楽しめました。
終始シラフなので、醜態をさらすようなことも、記憶をなくすようなこともないですしね。
職場や友人達との飲み会は、コミュニケーションをはかる意味もかねて、たまには出席するつもりです。
「飲まない人」と周りにイメージを定着させられれば、酒飲み仲間達との人間関係も壊さずにいられると思うので、お酒の誘惑や悪魔のささやきに負けず、頑張りたいと思います🙂
断酒は間違ってない
お酒は嗜好品ではなく「エチルアルコール」という健康に害を及ぼす合法薬物です。
お酒にとらわれると、精神的にも肉体的にもマイナスに作用し、日々の生活に悪影響がでてしまいます。
私も幾度となく、断酒中にお酒の誘惑に負けそうになりましたが「お酒が幸せを与えてくれる」という考えを改めたり、「断酒のメリット」を思い出し、自分にブレーキをかけてきました。
断酒のメリットで代表的なものをあげてみると、
- 心が軽くなり、精神が安定する
- 有益な時間が増える
- お金が貯まる
- 病気のリスクの低減(がん、脳卒中など)
と、こんな感じですかね。
また、ひたすら我慢の断酒はつらいですが、お酒に対する考え方を見直すと、飲酒欲求が収まるので、以下の記事も参考にしてみてください。
断酒を継続することで、必ず人生が好転します。
お酒の誘惑に負けそうなときは、これら「断酒のメリット」や「自分が理想とする未来」を思い出し、1日断酒を継続していきましょう!
【参考】断酒・禁酒のお助け本
お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ:断酒宣言してみよう
断酒宣言すると今までの酒飲み仲間から、冗談半分で皮肉を言われたり、冷やかされたり、肯定的には受け入れてもらえないと思います。
きっと、今まで仲間だと思っていた人間が、自分たちの世界から離れていくのが寂しいのでしょう。
断酒宣言は「簡単に前言撤回できない」「自分自身踏ん切りがつく」など、しないよりする方のメリットが大きいので、これから断酒を考えてる方はぜひ、検討してみてください。
お酒を勧められたときは、あらかじめ「断り方の答え」を用意しておくと、スムーズに断れますよ🙂
大切なのはお酒の世界の住人の言葉ではなく、お酒をやめて幸せな人生を歩むという自分自身の決意です!
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました。