断酒・禁酒 PR

【断酒・禁酒】アルコール飲料業界のイメージ戦略に気をつけよう!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日、Twitterを見ていたら「えっ」と思うようなポスター広告が目に飛び込んできました。

どんな広告かというと、

「たいていのトラブルは、『よし飲み行こ!』で解決できる」

というもの。

思わず「そんなわけないだろ」とツッコミを入れてしまいましたw

発信者は天下の◯ントリーさん。

飲食店の応援キャンペーン企画のひとつのようです。

それ自体は素晴らしいことで、お酒をやめたわたしも賛同できます。

しかし、さすがにこのキャッチコピーは強引すぎますよね😅

わたしの20年の酒飲み人生で、お酒を飲んでトラブルが解決したことは一度もありません。

この記事を読んでくださる皆さんも同じだと思います。

お酒=ハッピーになれる飲み物」という印象を刷り込むやり方に違和感を感じたので、今回は元大酒飲みの視点で考えをまとめてみました。

気軽に読んでもらえると嬉しいです😌

お酒を飲むとトラブルは解決するか?←しません!

出典:SUNTORY

これが問題の広告です。

みなさん、これを見てどう思いますか?

わたしはお酒に溺れていた頃、このキャッチコピーに書かれていたことを本気で信じていました。

とりあえず、お酒を飲めばなんとかなると。

実際はどうにもならないですけどね。。

断酒して1年以上経過した今、このキャッチコピーには違和感しかありません。

確実に言えることは「何かしらのトラブルをきちんと解決したいのであれば、シラフな頭で真剣に考える」ということ。

酔っぱらった頭で考えても、いいアイディアは浮かびません。
(浮かんでも忘れてしまうでしょう)

ここで、仕事でトラブル(不満、憤り、いざこざ)があった時のわたしの過去の実例をあげてみます。

  1. イライラを解消するため、お酒を飲む
  2.  脳が麻痺して気分が良くなった気になる
  3.  自分の正当性を主張する
  4. 自分を分かってくれない相手に対して愚痴をいう
  5. 自分を慰めるために、とにかく飲む
  6. 考えることが面倒になる(どうでもよくなる)
  7. 結果、何も解決しない

結局「自分を慰める」ことがお酒を飲む目的でした。

お酒を飲んで、何かが解決した記憶はまったくありません。

わたしはこのパターンを長年繰り返した結果、お酒に頭が支配され、

  • 自己制御が効かなくなり、酩酊するまで飲む
  • 翌日も酒が残り、仕事に支障がでる

という悪循環に陥りました。

なので、冒頭に出てきた

「たいていのトラブルは、『よし飲み行こ!』で解決できる」

というキャッチコピーに、ものすごい違和感を感じるのです。

お酒がトラブルを解消できる魔法の飲み物のような印象を与えると、お酒に依存する人が間違いなく増えます。

これって冷静に考えると怖くないですか?

なぜなら、濁酒地獄に囚われていることを本人が気づいておらず、人生を台無しにしてしまう可能性があるからです。

世の中は「お酒は人生に必要なもの」という間違った認識で溢れています。

次は、そのお酒に対して誤った印象を与えるアルコール業界について考えてみました。




違和感だらけのアルコール業界

断酒して世の中をシラフな視点で見てみると、そこかしこにお酒を飲ませようとする罠が隠れています。

たとえばこのキャッチコピー。

出典:SUNTORY

昔の自分なら「うまいこと言うなぁ」と思っていたかもしれませんが、今の自分には違和感しかありません。

こちらは、お酒に対するプラスのイメージを植え付け、自分達の売上げに貢献させようとする意図が見てとれます。

出典:SUNTORY

こういう人間心理に訴える手法に、わたしも昔は騙されていました。。

今なら「アルコールに頼らなくても人間関係は深められる」と、気づくことができます。

それに、自分の感情にアルコールというドーピングをしてまで、自分を偽る必要も無いはずです。

わたしは、お酒イコール悪だとは思っていません。

「お酒はハッピーになれる飲み物 」と煽るだけ煽って、お酒で苦しむ人を大量に作り出すのが、問題だと思っています。

解決策としては、

  • お酒のラベルにアルコールが引き起こす病名を記入する
  • 過度に飲酒欲求を煽る広告をうたない
  • ストロング系飲料を販売しない

この3つが実行されれば、お酒で苦しむ人も少なくなるのではないでしょうか。

ストロング系飲料については、ずいぶん前から問題になっていますよね。

業界全体で「お酒は適量に」と啓蒙する一方、アルコール度数の高いストロング系飲料を販売する背景にも闇を感じます。

ストロング系は安くて、度数も高く、飲みやすい、しかもコンビニなどで手軽に買えるという、まさに悪魔の飲み物。

わたしも1日4缶飲んでいた頃があって「こんなに酔えても500円以下なんだ」とバカみたいに感動した記憶があります。。

しかもテレビCMで有名な俳優・女優が「うまいっ!」と笑顔で宣伝しているので、危険なものだという認識はまったくありませんでした。

わたしは運良く濁酒地獄から抜け出せましたが、ストロング系がきっかけで依存症になってしまう方はたくさんいるのではないでしょうか。

しかし、メーカーサイドは、

「飲みすぎは自己責任」
「ラベルにも飲み過ぎ注意と書いてあるでしょ」
「だから、そこまで面倒はみられません」

というスタイルです。

けれど消費者は、コンビニなどで気軽に買える飲み物が危険なものとは思ってもいません。

それに「お酒はハッピーになれる飲み物 」という刷り込みを子供の頃から受けています。

そのため一定数の人が依存症になってしまう可能性があることは、メーカー側もわかっているはずなんですが・・・

企業としては売上げが上がればOKなんでしょうが、論理的にどうなんでしょう?

一度シラフな視点でアルコール業界を見てみると、消費者をマインドコントロールするような手法が当たり前のように使われているので、ちょっとした恐怖を感じます。

彼らは、

「お酒は人生に必要なもの」
「お酒は人間関係の潤滑油」
「お酒は幸せになれる飲み物 」

など、甘い言葉でたくみに誘惑してきます。

魅力的な言葉を並べたて、飲酒を推奨した結果、飲みすぎて心や体を壊してしまったら、その責任はとってくれるのでしょうか?

結局、苦しむのは消費者やその家族。

規制が入らない限り、このような悪どい売り方はまだまだ続きそうです。

しかも最近はお酒を飲む人が少ないせいか、その傾向が顕著です。(微アルコールと称し、敷居を低くして罠にかける手法など)

なので、しばらくは個人個人が「お酒を飲ませようとする罠」に気をつけるしかなさそうですね。。

【参考】断酒・禁酒のお助け本


お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。


アルコール依存症専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。


大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。

こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!

まとめ:甘い言葉に騙されず断酒を続けよう

「アルコール飲料業界のイメージ戦略に気をつけよう!」というテーマで、つらつらと考えをまとめてみました。

これからもアルコール業界は、あの手この手で「お酒は幸せを与えてくれる」という刷り込みを仕掛けてくるでしょう。

けれど、騙されてはいけません。

なぜなら、それはお酒のよい一面だけを切り取っているから。

周りに迷惑をかけたり、自己嫌悪に陥ったり、みなさんにも思い当たる節はあるはずです。

そして何より健康を害します。

よりよい人生を過ごすなら、お酒との決別が必要不可欠。

そのためには、アルコール業界の甘い言葉や印象操作に惑わされず、1日断酒を続けていきましょう😀

それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました!




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ウエッキー
ランニングと山が好きな人

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