皆さんは断酒に取り組んでる最中、どうしてもお酒を飲みたくなってしまった経験はありますか?
私は断酒3ヶ月目をむかえた年末に、お酒を飲みたくなってしまいました。。
酒飲み時代の年末は、やたらめったらお酒を飲んでいたので、その頃の記憶がよみがえり、飲酒欲求が復活したんだと思います。
そこで飲酒欲求をなくし、断酒を継続するため「なぜお酒が飲みたくなるのか?」を考えてみることに。
するとそこには「幸せになるにはお酒が必要」という長年にわたる刷り込みがあることに気づきました。
そのせいでお酒をやめた今でも無意識に飲みたくなるという訳です。
その認識を反省し、ご褒美=お酒という考えを改めると飲酒欲求が減少😄
年末年始を無事に乗り越えることができました!
この記事では「お酒が幸せを与えてくれる」という刷り込みをなくし、飲酒欲求を抑える方法をまとめてあります。
断酒中の飲酒欲求で苦しんでる人や、お酒をやめたい人の参考になれば嬉しく思います。
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年末年始の飲酒欲求
断酒を開始して2ヶ月は、炭酸水のおかげで飲酒欲求もそれほどなく、思いのほか順調でした。
しかし、断酒開始3ヶ月で年末年始という最大の試練が到来!
年末年始といえばクリスマス、忘年会、お正月と酒飲みにとっては嬉しいイベントが満載ですよね。
酒飲み時代は冬休みに入ると、少し高めのウィスキーや日本酒、それに瓶ビールを何本も買い込んで酒浸りの毎日。。
その頃の記憶のせいかクリスマスが終ったあたりから、飲酒欲求が復活してしまいました😨
例えばスーパーの正月コーナーに置いてある純米大吟醸酒を見かけると、
「今年も色々頑張ったから、正月くらいは飲んでもいいかな」
とつい手が出そうになったり、
「親戚周りで出されるお酒を断るのは失礼だから、そこは飲んでもしょうがないかな」
とか、飲む言い訳を考える始末。
一度でも飲んでしまうと、これまでの3ヶ月を無駄にし、毎晩酩酊寸前まで飲む日々に逆戻りしてしまう恐怖があったので、なんとか思いとどまれました。
しかし、飲酒欲求があるこのままの状態だと、誘惑に負けてしまう不安が常につきまといます。
そこで飲酒欲求の根本的原因を探るべく「なぜいつまでたっても、お酒を飲みたい気持ちが治まらないのか」を考えてみることにしました。
なぜお酒を飲みたくなるのか?
以前、断酒を決行する際に読んだ「禁酒セラピー」と「しらふで生きる 大酒飲みの決断」を読み返し、
「なぜお酒を飲みたくなるんだろう」
を改めて整理すると、その原因の一つに「お酒は幸福感を与えてくれる」「飲まない人生はつまらない」という思い込みがありました。
なぜそんな思い込みがあったかというと、物心ついた頃からテレビ番組やCMで流されるイメージに洗脳されていたからです。
お祝い事にはお酒、ストレス解消にもお酒、楽しいとき、悲しいときにもお酒が必要。
そんなメッセージが繰り返し流れてくるテレビを見て育った自分は、
「お酒は人生に必要なもので、大人になれば飲んで当然」
「お酒はストレスを癒してくれ、幸福感を与えてくれる魔法の飲み物」
だと本気で信じていました。
お酒を飲まないと空虚感があるという人も「お酒が幸せを与えてくれる」という刷り込みが原因です。
その長年に渡って刷り込まれた誤解が頭に残ってるので、お酒をやめた今でも無意識に飲みたくなるという訳です。
その誤解を解き、飲みたい欲求をなくすにはどうすればいいか?
それはご褒美(幸せ)=お酒という認識を変えることです。
お酒を飲むと幸せになれるか?
半依存症だった頃は「自分には幸福になる権利がある」→「だからお酒を飲んで幸せにならなきゃ」という思い込みに支配されていました。
日々の生活や仕事で溜まったストレスを「今日も一日耐え抜き頑張った!」と、お酒で気持良くなって解消しようとするため、毎晩の酒が止まりませんでした。
その結果、毎朝二日酔い状態で、午前中は不快な気分で過ごす日々。
一日のストレスを癒し、自分にご褒美(幸せ)を与えるつもりで飲んでいたのに、実際はストレスの元をごまかすだけの無駄な時間。
幸せになるどころか自己嫌悪が大きくなるだけでした。。
このような過去の経験を反省し、自分なりに出した答えは「幸せになるにはお酒が必要」という思い込みをなくし「お酒はご褒美ではなく、心身に害を与える毒」と強く認識するでした。
そこの認識が甘かったので「年末年始を楽しみたい」→「楽しむにはお酒が必要」というような思考回路になり、お酒に惑わされる原因になってしまったんだと思います。
それでは、お酒に変わるご褒美はどうすればいいのでしょうか?
お酒に代わるご褒美とは
お酒=ご褒美(幸せ)という認識は修正しました。
とはいえお酒に変わるご褒美はどうすればいいのか?
理想は「ストレスの根本を取り除き、ご褒美を必要としない充実した日々を過ごす」ことですが、それもなかなか難しいですよね😅
なので一日を頑張ったご褒美は必要だと思っています。
そのご褒美はお酒ではなく、体に無害なものにすり替えてしまいましょう。
わたしの例でいうと、
- ランニング
- お風呂でゆったり
- 推理小説を読む
ありきたりですが、ご褒美(幸せ)というものは主観的なものなので、正解はその人自身がリラックスできるものなら何でもいいと思います。
飲み物に限っていうとやはり、ノンアルコールのビールや酎ハイ、ワインなどが思い浮かびます。
しかし、最近のノンアル飲料はお酒の味に近いため、いつまでも脳がお酒を忘れられず、その状況がストレスに。
そのため、わたしは無糖の強炭酸水にたどり着きました。
炭酸水なら食事にも合い、安くて体にも害がないですからね。
ちなみに私が愛飲しているのは、Amazonブランドの炭酸水(1本55円)です。
また夕食後の時間は、白湯を飲んで過ごしています。
以前は夕食後も炭酸水を飲んでましたが、白湯にすると飲過ぎが防げ、夜トイレに起きることもなくなります。
温かい白湯を飲むことで、気分もリラックスし飲酒欲求も湧きません。
白湯はブリタ(Brita)でろ過した水で湧かしているので、こちらもお金がかからず(1リットル約7円)経済的にもお得です。
味もミネラルウォーターと大差なく、まろやかで美味しい味です。
これらをお酒に変わるご褒美と認識することで、一生飲まない生活を送れる自信がつきました。
まずはお酒を飲まない生活を習慣化し、心身とも正常な状態に戻ったあと、ストレスの大元の対処に取り組んでいけば、必ず人生が好転するはずです!
【参考】断酒・禁酒のお助け本
お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ
以上、お酒を飲みたくなる理由と飲酒欲求を抑える方法をまとめてみました。
お酒に対する誤解をとけば、飲酒欲求もなくなり、お酒に囚われない自由な時間を得ることができます。
飲酒欲求をなくすためのポイントは以下の通りです。
- 「お酒は幸福感を与えてくれる」「飲まない人生はつまらない」という思い込みをあらためる
- 「お酒はご褒美ではなく、心身に害を与える毒」と強く認識する
- 体に無害なご褒美を与えてあげる
みなさんもお酒の誘惑に負けずに断酒を継続し、人生を楽しみましょう😀
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました!