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【登山用語】山でよく使う用語をまとめてみました

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今回はよく使われる登山用語をまとめてみました。

山の言葉は専門的な用語が多くて、覚えるのが大変ですよね。

私もはじめはコル?鞍部?なんのこと?なレベルでした。

そんな昔の自分でもわかるように登山用語をアイウエオ順にまとめてみたので、ぜひご覧下さい。

仲間内でさりげなく登山用語を織りまぜてしゃべると一目置かれるかも?しれませんよ😃

登山用語集

ア行

アーベントロート(ドイツ語)

夕日をうけて山が赤く染まること。

赤布

登山で迷いやすい場所に目印としてつけられた布やテープのこと。山小屋関係者や地域の山岳会などによってつけられている。林業関係者がつけた赤布は登山道から外れる場合があるので、踏み跡を外すような場合は注意が必要。

頭(あたま)

谷や沢の源流地点の小さなピーク(山頂)のこと。北アルプスの「屏風の頭」などが有名。

アプローチ

一般的には登山口までのアクセスのこと。クライミングでは岩場まで、沢登りでは遡行地点までのアクセスのことをいう。

アンザイレン(ドイツ語)

登山者同士をザイルで結びあうこと。

右岸

川の上流から見て右側を右岸という。

エスケープ

不足の事態が起こったときに安全に対処・回避すること。エスケープルートはもしもの時の下山や山小屋への予備ルートのこと。

枝尾根(支尾根)

主尾根から枝分かれた尾根のこと。下山時に誤って枝尾根に入ると谷や崖に迷い込むので、迷ったら登り返すこと。

お花摘み

女性が山で用をたすこと。

オーバーハング

岩壁の傾斜が垂直以上となっている場所。



カ行

カール(ドイツ語)

氷河の浸食でスプーンですくったあとのような半円形の窪地。

ガス

霧や雲などで視界が悪い状態のこと。山頂で霧がかり展望がないときにガスってるなどと表現する。

山頂直下の平らな部分。谷川岳や北岳の「肩の小屋」が有名。

かもしか山行

夜通し山行。

ガレ場

岩(岩塊が大きい)が崩れている場所のこと。

キジ撃ち

男性が山で用たすこと。大雉(オオキジ)、小雉(コキジ)ともいう。

キレット

山頂と山頂をつなぐ稜線が、V字型に深く落ち込んだ鞍部のこと。漢字だと「切戸」。槍から穂高までの大キレットが有名。同じような意味合いで「窓」とも呼ぶ。

嵓(くら)

岩壁や山稜に露出した大きな岩場のこと。嵓(くら)は岩の古語。一般的には”蔵、倉、鞍”が使用される。たとえば岩壁で有名な谷川岳の「一の倉沢」など。

クライミング

岩壁や氷壁を登ること。

渓谷

谷間や山に挟まれた川がある地形のこと。

ケルン

登山道の分岐点・徒渉点などで道標になるように石を積み重ねたもの。遭難者の弔いや記念で積んだものもあるので注意が必要。

ゴーロ

大きな岩がゴロゴロしている場所のこと。

コッヘル

登山用の鍋。チタン、アルミ、ステンレス製がある。

コル・鞍部・峠・乗越し・タワ

いろんな呼び方があるが、基本はピークとピークを結ぶ尾根の低いところ。
尾根をまたぐ道があると峠と呼ぶ。
乗越しは峠の別名。
鞍部(あんぶ)とは馬の鞍のようにくぼんだ場所の意味。
コルは鞍部のフランス語。

ゴルジュ

岩壁に挟まれた細い谷(流れが急)のこと。広い場合(流れが緩い)は廊下と言う。ゴルジュはフランス語で「のど」の意味。



サ行

左岸

川の上流から見て左側を左岸という。

ザレ場

岩(岩塊が小さい)が崩れている場所のこと。(砂や土状の崩壊地も含む)

山塊

大きな山脈から離れた孤立した山地。丹沢山塊など。

山行(さんこう)

山へ行くこと。「さんぎょう」、「やまいき」とは言わない。

山座同定(さんざどうてい)

周囲の山の名称を地図やコンパスなどを使って確認すること。

三点確保

岩場での基本動作。両手両足の四点中、一点のみを動かして登る方法。

縦走

山頂から山頂へと稜線上を歩く登山スタイルのこと。

シュラフ

寝袋。

森林限界

高い木が育つことの出来ない高度のこと。森林限界から上はハイマツなどの低木や草しか育たない。日本アルプスでは2500m前後が森林限界となるが北海道では1500m程度で森林限界となる。

スラブ

表面に凹凸のない、なめらかな一枚岩の岩壁。

雪庇

山の稜線上で、風下方向に張り出した雪の塊。尾根からせり出してるため、踏み抜くと墜落する。

双耳峰

動物の耳のような二つのピークを持つ山。谷川岳のトマの耳・オキの耳が有名。

遡行(そこう)

沢を遡ること。

タ行

出合

二つの川・沢が合流する地点。似た言葉に二俣がある。

デポ

一時的に荷物を置くこと。たとえば鞍部にザックをデポして山頂を目指すとか、冬山用の食料を雪のない時期に前もって山小屋や岩陰に保管しておくこと。

登山

山に登ること。(登頂が目的)

徒渉

川や沢を歩いて渡ること。

トラバース

横切るという意味。雪山など斜面を横断する場合に使う。

トレッキング

山歩きが目的(登頂にはこだわらず)



ハ行

ハイキング

自然を楽しむのが目的の短時間の山歩き。

バットレス

山頂や稜線直下の切り立った岩壁。元は建築用語。高さ約600mの岩壁を有する南アルプスの北岳バットレスが有名。

ピーク

山頂、頂上のこと。

ピクニック

自然の中で食事を楽しむこと。

ピストン

山頂までの往復登山。

ビバーグ

緊急時の野営。

ブッシュ

ヤブのこと。

ブロッケン(ドイツ語)

山頂などで太陽を背にして立ったときに自分自身の影が雲やガスに映って見える現象。日の出や日暮れで現れやすい。

へつり

沢登りなどで沢を高巻きに出来ない場合に岩壁をへばりつきながら横へ移動すること。

歩荷(ボッカ)

山小屋に荷物を運ぶ人。多くは山小屋の従業員で100㎏を担ぐ人も。

ホワイトアウト

雪山で濃霧や雪に包まれて視界不良になること。ホワイトアウトに遭遇すると数メートル先も見えないので、兆候を感じたら安全地帯への早めの撤退が必要。



マ行

モルゲンロート(ドイツ語)

朝日をうけて山が赤く染まること。

ヤ行

山ヤ

登山家のこと。

ラ行

ラクッ

「落石に注意しろ!」の省略版。自分が石を落としたときや、落石を発見したときに下にいる人へ注意喚起のためかけ声。

ラッセル

深い雪をかき分けて進むこと。ソロだと大変疲れます。

リッジ

比較的傾斜のゆるい岩尾根。ナイフリッジは、両側が切れ落ちた急峻な尾根のことをいう。

稜線・主尾根

山頂と山頂をつないだ尾根のこと。枝尾根や尾根の総称を「山稜」と言う。

ルートファインディング

トレースのない雪道や踏み跡の薄い登山道などの難路にて正確なルートを見つけること。地図とコンパスは必携品。

ルンゼ(ドイツ語)

岩壁が水や氷で浸食され、えぐられた溝。小さいものをガリー(英語)という。

ワ行

ワンダーフォーゲル(ドイツ語)

「放浪」の意味で自然のなかを旅し、心身を鍛えるアウトドア活動。対象は山や海、サイクリングなど多岐に及ぶ。

まとめ

いかがでしたか?

山の用語を知ってると、山歩きしている最中も「この地形はこんな意味だったな~」なんて思い出し、ひと味違う楽しみ方もできるのではないでしょうか?

耳慣れない言葉もたくさんあり覚えるのも大変ですが、ちょっとしたレベルアップのつもりで臨むと楽しく覚えられますよ🙂

これからも随時更新していきますので、今後も気軽にのぞきに来て下さいね。

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ウエッキー
ランニングと山が好きな人

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