本記事では、駒沢オリンピック公園のランニングコースを紹介しています。
紹介するコースはこの3つ。
- 1周2.14kmの専用コース
- 専用コースをアレンジした2.5kmコース
- 等々力渓谷までの往復約5kmのコース
駒沢公園には
- 信号のないランニング専用コースや
- ロッカーやシャワーの完備された施設が周囲に3箇所もあったり
ランニングに最適な環境が整っています。
そのため、ファンランナーから記録を狙うランナーまで、幅広いランナーに人気です。
1周2.14kmのコースは、10週走ればハーフの距離と同じなので、ペース走やビルドアップ走など、フル前の調整によいでしょう。
同じ場所をグルグルするのが苦手な方は、公園から約2.5kmの場所にある「等々力渓谷」を楽しむコースがおすすめです。
東京23区で唯一の渓谷でもある等々力渓谷は、マイナスイオンの宝庫なので、日頃の疲れを癒してくれます。
コースレポと共に各種情報をまとめてありますので、駒沢公園でランニングを楽しみたい方は、ぜひご覧ください。
駒沢オリンピック公園の概要
東京都の世田谷区と目黒区にまたがる、駒沢オリンピック公園。
国立競技場と共に、1964年の東京オリンピックの会場として利用されたため、その名がつきました。
園内は野球、サッカー、テニスなど、さまざまなスポーツ施設が立ち並び、スポーツを楽しむ人たちの明るい声でにぎわいます。
ランニングに関しては、100mごとに距離表示のある専用コースが設置されています。
信号のない周回コースなので、初心者の方でもマイペースで楽しめるでしょう。
ペース走やビルドアップ走に最適な環境でもあるので、フルマラソンで記録更新を目指すランナーにも人気のコースです。
近隣には箱根駅伝常連校の駒澤大学があり、タイミングがあえば箱根ランナーの走りを間近で見れるかもしれません。
所在地 | 東京都世田谷区・目黒区 |
---|---|
路面 | ロード |
走りやすさ | |
道幅広さ | |
景色 | |
信号機 | なし |
給水 | 水飲み場・自販機・売店あり |
トイレ | コース脇に複数あり |
HP | 駒沢オリンピック公園 |
公園内のトレーニングルーム(2時間、500円)は、ランステとしても利用できます。
また、一般開放日は陸上競技場も利用可能です(追加料金なし)。
全体図:
駒沢公園ランニング専用コース(2.14km)
※ポイントとなる場所や注意が必要な箇所に番号をふりました。コースレポの写真と合わせてご確認ください。
2.14kmの専用コースのスタート地点は、「チリリン広場」と呼ばれる子供の自転車練習場の前にあります。
青いライン内が「サイクリング専用」のコース、黄色いライン内が「ランニング専用」のコースです。
スタートしてすぐに「サイクリングコース」と「ランニングコース」が交差する場所があります。
走りに熱中していると後ろからくる自転車に気づかないので、安全を確認しながら走りましょう。
先へ進むと、空がひらけ「陸上競技場」が見えてきます。
そして歩道橋を渡り、アーチ型の屋根が特徴的な「屋内競技場」を目指します。
屋内競技場の手前を右へ曲がると、再度サイクリングコースと交差するので、注意しながら走りましょう。
ここから下り基調になり、走りやすくなります。
緑も深くなるので、空気が変わるのが実感できるはずです。
しばらく進むと、子供たちの声でにぎやかな「りす公園」にたどり着きます。
子供の急な飛び出しに注意しつつ、進みましょう。
駒沢通りの陸橋をくぐると、ランステにも使える「トレーニングルーム」が見えてきます。
2時間450円なので、短時間利用の方におすすめです。
もっと長く楽しみたい人は、近くのランステ(600円)がお得です。
トレーニングルームを過ぎると、まばゆい緑の並木道が待っています。
個人的にはこの並木道の木漏れ日が気持ちよく、走っていて楽しめました。
並木道が途切れ「駒沢公園西口」への分岐まで来たら、その先がゴールです。
ゆるやかなアップダウンはあるものの、全体的に走りやすいコースでした。
休日はあらゆるレベルのランナーでにぎわう人気コースなので、1人で走っていても周りのランナーから自然と力をもらえますよ。
続いては、このコースをアレンジした2.5kmのランニングコースを紹介します。
駒沢公園2.5kmランニングコース
※分岐や迷いそうな箇所に番号をふりました。コースレポの写真と合わせてご確認ください。
駒沢公園の2.5kmコースは、2.14kmの正規コースをアレンジしたものです。
1.8km地点までは正規ルートで走り、公園の西口へ向かう以下の分岐で右へ曲がります。
売店の横を通り過ぎ、
大通りに出てすぐの分岐を左へ曲がります。
すると、ファミリー用のサイクリングコースと合流するので、そのコースに沿って走ります。近くには「バードサンクチュアリー」があるため、樹木が豊富で木陰が気持ちよいです。
「うま公園」を通り過ぎ、突き当たりを右に曲がると正規ルートに合流します。
曲がった先がスタート地点である「チリリン広場」です。
ちょうど2.5kmなので、10kmのペース走や変化をつけて走りたい人におすすめのコースです。
続いて等々力渓谷までの往復5kmのランニングコースを紹介します。
等々力渓谷ランニング
等々力渓谷までのコース
※分岐や迷いそうな箇所に番号をふりました。コースレポの写真と合わせてご確認ください。
スタート地点は「駒沢公園の西口」からです。
歩行者に注意し、歩道をゆっくり走りましょう。
700mほど進むと「駒沢通り」との交差点が見えてきます。
交差点を渡り、直進すると、
すぐ以下のような「Y字路」が現れるので、「赤矢印」の方向へ進みます。
「青矢印」の方向へ進んでも等々力渓谷に行けますが、歩道が狭いため、今回は歩道の広い赤矢印ルートを案内します。
約1.8km地点まで直進すると「目黒通り」にぶつかるので、そこを右折します。
その後は「等々力駅」のホームまで直進し、突き当たりを右へ。
踏切を渡り、右側の歩道を進むと、
「フルーツサンド屋さん」が見えてくるので、その手前を曲がります。
その先が等々力渓谷の入り口です。
等々力渓谷の見どころ
等々力渓谷は、東京23区唯一の渓谷です。
総延長約1kmと短いですが、散策路も整備されており、豊かな自然と間近で触れあえます。
緑に触れた風が心地よく、ランニングで火照った体を癒してくれました。
渓谷沿いには「不動の滝」や「等々力不動尊」など、見どころもたくさん。
川と緑の散策路はマイナスイオンで溢れているので、日頃の疲れを癒しに訪れてみてはいかがでしょうか?
全体図
「利剣の橋」とその奥に「不動の滝」
等々力不動尊
等々力渓谷の散策路
ランニング便利グッズ
ランニング用ウエストバッグでフィット感に優れます。
スマホや小物を入れる収納ポケットもあり、街ランやレースにも便利です。
600mlの専用ボトルも付いているので、コスパ的にも優れます。
あると便利な1枚。汗を素早く吸収し、なおかつ速乾性や防臭機能もあります。デザイン性もよく、10通り以上のアレンジが可能です。
愛用の骨伝導ワイヤレスイヤホン。
耳の穴を塞がないので周囲の音がよく聞こえ、安全に走れます。
レース中に音楽を聴いていても、応援の声が耳に入るので、モチベーションアップにつながります。
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駒沢公園周辺のランニングステーション
駒沢公園トレーニングルーム
駒沢公園の陸上競技場内に併設され、ランナーでもロッカーとシャワーが利用可能です。
陸上トラックも一般開放日なら、追加料金なしで利用できます。
2時間、500円なので、仕事帰りにサクッと練習したい人には便利な施設です。
【設備】
・シャワー5基
・ドライヤーあり・シャンプー・ボディソープなし
【料金】2時間 500円(超過1時間毎250円)
【営業時間】
土日祝: 7:30~21:00
平日:9:00~21:30
陸上トラック:9:00~17:00(一般開放日)
【休館日】不定休
【駐車場】あり
【備考】休館日や陸上トラックの一般開放日の情報は、駒沢公園の公式HPをご覧ください。
【設備写真】
Running Station&Recovery cafe Grunmeal
Grunmeal(グランミール)は、ランステとレストランが融合したお店です。
栄養バランスが考えられた美味しい料理は、ランナーの体つくりにも最適。
ランニングを頑張ったあとのご褒美にいかがでしょうか?
【設備】
・シャワー4基(男子2・女子2)
・ロッカー36扉(男子18・女子18)
・シャンプー・ボディソープ・ドライヤーあり
【料金】660円(1日)
【営業時間】下記はランステ利用のみの時間です。
土日祝: 8:00~20:00
水:9:30~21:00
火木金:11:00~21:00
【定休日】月曜日(月曜日が祝日の場合、火曜日が休業日)
【駐車場】なし
【備考】ランステを利用すると、ミネラルウォーターの500mlボトルがもらえます。
その他詳細はGrunmealの公式HPをご覧ください。
Transit(トランジット)
駒沢大学駅から約5分、駒沢公園まで約3分の立地にあるランステです。
ランステ入口の横にある自動販売機でICカードを購入し、店内に入ります。
基本、無人営業ですが、土日はたまにオーナーが店先でコーヒーを売っています。
【設備】
・シャワー4基(男子2・女子2)
・ロッカー57扉(男子27・女子18・共用12)
・シャンプー・ボディソープ・ドライヤーあり
【料金】
土日祝:600円(1日)
平日:500円(1日)
【営業時間】
土日祝: 6:00~21:00
平日:16:00~21:30
【定休日】月曜日
【駐車場】なし
その他詳細はTransitの公式HPをご覧ください。
駒沢公園周辺のコインロッカー
駒沢公園内にはコインロッカー単体はありません。
最寄りの東急田園都市線「駒沢大学駅」にあります。
その内訳は以下の通りです。
小型18台(400円)・大型1台(500円)・特大型1台(700円)
駒沢公園周辺の銭湯
千代の湯
【特徴】ランステ利用可、駒沢公園まで約2.5km。炭酸泉と水風呂があるため、ランニングの疲れもスッキリです。
【料金】520円
【駐車場】なし
【営業時間】15:30~24:00
【定休日】月曜
【備考】学芸大学駅から徒歩2分
旭湯
【特徴】ランステ利用可、駒沢公園まで約1.6km。通常料金でミストサウナも楽しめます。
【料金】520円
【駐車場】なし
【営業時間】15:30~24:00
【定休日】月曜
【備考】都立大学駅から徒歩1分
駒沢公園へのアクセス
公共交通アクセス
東急田園都市線「駒沢大学駅」:徒歩約10分
渋谷駅から東急バス(渋11・田園調布行き)に乗り「駒沢公園東口」で下車
恵比寿駅から東急バス(恵32・用賀行き)に乗り「駒沢公園」で下車
マイカーアクセス
駒沢オリンピック公園駐車場
【利用時間】24時間
【料金】1時間まで400円、以後30分毎に200円
【最大料金】入庫後12時間で1600円(それ以降繰り返し適用)
第一駐車場:181台
第二駐車場:42台
きりんさんパーキング:225台
【利用時間】午前7時から午後11時まで(最終入庫:午後8時)
【料金】
平日:1時間まで200円、以後30分毎に100円
土日祝:1時間まで300円、以後30分毎に100円
【最大料金】なし
駒沢オリンピック公園専用駐車場:61台
【利用時間】24時間
【料金】1時間まで300円、以後30分毎に100円
【最大料金】なし
まとめ:ランニング環境が整った駒沢公園へ出かけよう
以上、駒沢オリンピック公園のランニングコース紹介でした。
このコースの特徴を振りかえると、以下の通りです。
- 走りやすいランニング専用コース
- 多くのランナーが走っているので刺激をもらえる
- 汗を流せる施設が周辺に3箇所もある
近隣にはクロスカントリーコースで有名な「砧公園」や、マイナスイオン溢れる「等々力渓谷」、サザエさんで有名な「長谷川町子美術館」もあります。
荷物を周辺施設に預け、駒沢公園を起点に活動すれば、充実した1日が過ごせるでしょう。
ぜひ、気持ちの良い汗を流しに駒沢公園を訪れてみてください。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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