みなさん、お酒と上手く付きあえていますか?
適度な飲酒がよいと知りながら、ついつい飲み過ぎてしまいますよね。
わたしがその典型で、毎晩4時間はお酒を飲んで、ダラダラとした時間を過ごしていました、、
その時間が何も生み出さないもったいない時間だということに最近気づき、2020/9/25から断酒を開始。
この記事では、そんなわたしの「断酒を決意した理由」から「お酒のデメリット」「断酒のメリット」、そして「3週間で感じた断酒の効果」を簡単にまとめてあります。
断酒を成功させるための情報も含まれているので、断酒に興味がある方の参考になれば嬉しく思います。
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断酒を決意した理由
飲酒歴は約20年、基本的には365日、休みなく飲んでいて、お酒が日々の生活の癒やしでした。
とうぜん休肝日という発想もなく、健康診断の前日でも、38度を超える熱が出た時でも、お酒を飲まないと落ち着かないという依存ぶり。
しかし年と共に、飲み過ぎると翌日の夕方まで二日酔いが残るようになったり、日々のパフォーマンスが悪くなったりと、自分自身で劣化を認識するようになりました。
この「ダメな自分を少しでも変えたい」と思ったのが、断酒を決意した理由です。
「毎晩ダラダラ過ごしていた時間を有効に使いたい」と思うようになったのも、この時でした。
節酒も考えましたが、依存気質のある自分の性格上、飲酒をコントロールするのは多分無理。
気がついたら元の飲酒量に戻るのは目にみえてます。
それだったら、思い切ってやめたほうが楽な気がするので断酒を選択しました。
断酒を継続するには「お酒が自分にとっていかにマイナスかを把握する」のが1番です。
まずはお酒のデメリットについて見ていきましょう。
お酒のデメリットとは
お酒のデメリットをまとめてみました。
- 時間を無駄にする
- お金を無駄にする(1日1,000円を50年続けると約1800万円)
- アルコールの影響で脳が萎縮する
- 深く考えることが難しくなる
- 本を読んでも頭に残らない
- 肌が荒れる
- 睡眠時にストレスを感じる
- 生活習慣病のリスク増
- 肝臓が弱り最終的には肝硬変
- 肝臓でアルコールを分解してる時は、脂肪が分解されないので、肥満になりやすい
- 感情的になる(情緒不安定)
- 飲み過ぎると嘔吐する(体に悪いものだから)
- 飲み過ぎると翌日のパフォーマンスが落ちる
- 年をとると二日酔いが長引く
こう見るとひどいもんですね。
ほぼ、当てはまってます。
飲み過ぎると脳が萎縮するなんて、ちょっと恐怖です。。
1日のお酒の費用を振り返ってみると、
- 第3のビール×2(250円)
- ハイボール×2(350円)
- ウィスキーストレート(約200円)
- おつまみ(300円)
など、1,100円以上は使い、1年だと約48万円。。
飲酒歴は約20年なので、今まで使用した金額はなんと960万円!!
ちょっと頭が痛くなってきましたが、ここで踏みとどまれたのでよしとしましょう。。
こんなにお金をかけて得られたものは、結果的に体と精神へのダメージだけでした。
飲んでダラダラしていた時間も、今考えると何だったんだろうと思います。
お酒はストレス発散と退屈を穴埋めしてくれるものだと思ってましたが、冷静に考えるとお酒に囚われていただけ。
そもそもお酒とはどんなものなのでしょうか?
お酒は合法ドラッグ
1日のご褒美で飲むビールは美味しいですよね。
夕飯後はテレビを見ながらハイボール、ワイン、ウィスキー等を飲んでリラックスする至福の時間。
気分が高揚して幸福感を感じ、ストレスも解消してくれる魔法の飲み物。
だけどその正体は「エチルアルコール」という「毒」なんです。
お酒を飲んでリラックスというのは、アルコールの作用で脳の機能が低下し、麻痺してるだけ。
さきほど、お酒のデメリットをたくさん上げましたが、それでも飲酒が世間一般に広がっているのには理由があります。
それは生まれたときからお酒は身近にあり、楽しいものだと思い込まされてきたからです。
子供の頃からお酒は大人の飲み物で、大人になれば普通にたしなむのが常識だと思っていなかったですか?
テレビやCMでもお酒はポジティブに紹介され、いつの間にやら身近な存在になっていました。
はじめは適度に飲んでいたお酒も、だんだんと量が増えていきます。
そのうち生活や体調に支障をきたし、異変に気づきながらもお酒をやめることができません。
そうなるとアルコール依存症と呼ばれる段階になります。
ちなみにアルコール依存判定の一般的な診断は、アルコール症スクリーニングテスト AUDITといい、リンク先でテストができます。(※AUDITは、WHO(世界保健機関)によって作成された、アルコール依存症のテストです)
自分は、合計40点中22点とアルコール依存症疑い群とでました。。。
今まではただのお酒好きだと思ってましたが、依存症予備軍だったとは…
アルコールが体に悪影響あるのを知りながら、多くの人がお酒の罠にはまるのは、お酒が合法ドラッグだからでしょう。
手軽に買えるし、ビジネスとして成立しているので、誰でも依存症になる可能性はあります。
ちなみにWikipediaの薬物依存症で案内されているイラストでは、大麻やLSDより危険とされています。
確かに飲み過ぎて病院運ばれる人や、暴れたり迷惑かける人もいるので、薬物(毒)といっても大げさじゃありません。
「お酒で問題を抱えている、心当たりがある」という方は、1度断酒にトライしてみてはいかがでしょうか?
断酒の方法
お酒と決別するのは大変だと思いますが、わたしは禁酒セラピーという本を読んで、
お酒は嗜好品ではなく薬物
お酒がなくてもストレス解消はできる
お酒がなくても人生は充実する
というのを学び、断酒決行の決意ができました。
Kindle本もあります
この本はお酒をやめるのにおすすめの一冊です。
お酒がどういうものか分かるので、断酒への心構えができます。
「禁酒セラピー」を読み終わり、家のお酒のストックを飲みきった次の日から、断酒をスタート。
しばらくはノンアルコールビールや、炭酸水を飲んで乗りきりました。
Amazonブランドの炭酸水(1本54円)が安くて飲みごたえもあり、おすすめです。
3週間は落ち着かない夜が続きますが、ここは「なぜお酒をやめようと思ったのか」を思い出し、辛抱強く耐える時期。
未来の自分を守るため、苦しいですが踏ん張るしかありません。
3週目以降はだんだんと毒が抜け、頭と体がスッキリしていくのを実感できるはずです。
そのあとは、断酒で起こるいい変化を感じるようになります。
断酒のメリット
よく言われる断酒のメリットは以下の通りです。
- 精神が安定する
- 有益な時間が増える
- お金が貯まる
- 有益な情報のインプットができる
- 自分と向き合う時間が増える
- 深く考えることができる
- 物覚えがよくなる
- 小さな喜びを感じやすくなる
- 免疫力が強くなる
- 肝臓が回復
- 病気のリスクの低減(がん、脳卒中など)
- 体調がよくなる
- 痩せる
いいことだらけですね(笑)
特にお酒に1日1,000円近く使ってたので、その分貯金できると思うと俄然やる気が出てきます。
デメリットはお酒の席をシラフで過ごすことぐらいでしょうか。
慣れとお酒を断る勇気が必要ですが、メリットを天秤にかけて乗切りましょう!
3週間で感じた断酒の効果
実際に断酒を開始し、3週間で感じたことを以下にまとめました。
体調面(マイナス):
- 夜になると頭痛がする
- 夕方から倦怠感がある
- 立ちくらみをするようになった
- 眠い(ランニング時でもあくびがでる)
体調面(プラス):
- 肌のツヤがよくなった
- 午前中から頭がスムーズに動く
生活面:
- 酒代がないのでお金が減らない
- 本を読む時間が増えた
- 体を動かす時間が増えた
- 家族との会話が増えた
睡眠:
- 朝起きたとき、若干のスッキリ感があり(快眠かと言われるとそうでもない、炭酸水の飲み過ぎで夜中にトイレ行くから?)
よく断酒すると睡眠の質が変わると言いますが、3週間ではそれほど実感はありません。
実感したのはお酒に縛られない有益な時間が増えたことと、支出が減ったこと。
これは嬉しい変化で、モチベーションアップになります。
離脱症状である頭痛や倦怠感も、2週間目以降だんだんと改善されてきました。
1日ごとに体から毒が抜ける感じです。
断酒を継続すればプラスのメリットもどんどん増えていくので、その変化を楽しみましょう!
【参考】断酒・禁酒のお助け本
お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ:断酒はメリットだらけ
ついつい飲み過ぎてしまい後悔してる方は、1度断酒を試してみてはいかがでしょうか?
ストレスが原因でお酒を飲んでもその原因は解消されないし、かえってお酒に囚われてしまいます。
そして、お酒をやめると「時間」「健康」「お金」が手に入ります。
お酒を飲んで自分の人生を無駄に浪費するか、断酒してよりよい人生を送るか。
頭では分かってるつもりでも、お酒をやめるのは、とてつもない覚悟がいりますよね。
まずは「断酒・禁酒」関連の本を読んで、お酒に打ち勝つ知識を手に入れることをおすすめします。
そうすればアルコールに立ち向かう心構えができるはずです。
偉そうに言ってますが、わたしも断酒を継続できるように頑張ります!
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました。