今回は過去の自分を見つめ直し、どのように「お酒に囚われてしまったのか」をまとめてみました。
「お酒に頼ってしまった原因」イコール「自分の弱さ」でもあるので、そこを認識すれば、今後飲酒欲求が襲ってきたときも克服できると思ったからです。
また「お酒に囚われていた生活」から「お酒をやめるきっかけ」についても振り返ってみました。
2020年9月25日から断酒を継続している元大酒飲みの体験談として、軽い気持ちで読んでもらえると嬉しいです🙂
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はじめてお酒を飲んだのは小学生
はじめてお酒を口にしたのは、小学生の低学年頃でした。
正月の親戚の家で、誰かのコップに入ったビールを一口飲んだのが最初の記憶です。
おそらく大人が飲んでいた飲み物に興味を持ち、自ら飲んでみたいと言ったのでしょう。
そして「正月だし一口くらいなら」と、飲ませてもらいました。
人生初のビールの味は「苦くておいしくないけど、これが大人の味なんだ」と思った記憶があります。
まさかそんな「おいしくない飲み物」を毎晩喉に流し込むなんて、その時は想像すらしていなかったでしょう。
今思い返せばこの頃から、お酒に対する「ポジティブなイメージ」が頭に刷り込まれていました。
そのイメージとは「お酒はおいしい大人の飲み物」「お酒はストレスを発散できる楽しい飲み物」です。
テレビやCMなどで繰り返し流れるそのイメージのおかげで、お酒に対する憧れが年々強くなっていきました。
お酒をおぼえた青年期
お酒を定期的に飲むようになったのは、17歳頃。
当時(1998年)はタバコもお酒も、自動販売機で自由に買えました。
タバコもお酒も「大人がたしなむカッコいいもの」という認識があったので「大人ぶりたい」盛りのわたしは、その両方に手を出していました。
体に悪いのは理解していましたが「大人の大半がやってるし、まぁ大丈夫だろ」くらいな感覚なので、罪悪感はありません。。
今にして思えば、この頃はお酒に対して寛容な時代だったように思います。
10代なのに普通に居酒屋に入れたり、バイト先の大人からもお酒を勧められたりして、お酒のある生活が当たり前に😅
仲間内で飲むときは、みんな若いので加減を知らず、カラオケや居酒屋でオールナイトで飲んでいました。
その頃は「お酒は楽しく過ごすのに必須のアイテム」だと思い込んでいたので、お酒に対するマイナスなイメージは全くありません。
そして社会に出て働くようになってからは、ますます酒量が増えていきます。
お酒に溺れた社会生活
社会に出ると、自分の思い通りにならないことが次から次へと起こります。
思い通りにならないことが起きるのは当たり前なんですが、当時はそのような考えには至らず、自己中心的な不満を抱えるようになりました。
そしてその不満を解消するため、お酒を頼ることになります。
なぜなら「お酒はストレスを発散できる楽しい飲み物」だと子供の頃から信じていたからです。
つらい仕事を頑張ったご褒美として、毎晩のお酒がかかせなくなり、どんどん深みにハマっていきました。
しかし飲んでるだけでは、当然ながら何も解決しません。
当時はそれがわからず、毎日何かにイライラしながら飲んでいました。
そして「もっと幸福感を味わいたい」という思いが強くなり、自分を慰めるようにどんどん酒量が増えていきます。
酔うことが幸せだったので、手っ取り早く酔えるようにアルコール度数の高いウオッカや、ウィスキーなども飲むように。
ほどよい量で我慢することができないので、毎晩酩酊するまで飲んでいました💦
幸い朝から飲んだり、仕事中に飲んだりはしませんでしたが、今思えば限りなくアルコール依存症に近い状態ですね。
そんな生活が10年も続くと、当然ながら体も心も疲れてきます。
お酒をやめるきっかけ
30代になるとタバコをやめたり、ランニングや登山をはじめたりと、健康志向になりました。
ちなみにタバコをやめたのは、お酒の飲み過ぎで胃が荒れ、煙を吸い込むたびに吐きそうになったからです。。
そんな状態でも、お酒をやめるという考えは頭にありません、、
しかし38歳くらいから、お酒を飲んだ翌日の体調が一段とひどくなりました。
今まで我慢していた体が悲鳴を上げはじめたのだと思います。
いつか致命的な病気に冒されると思い、まずは節酒を試みましたが、1週間ほどで元の酒量に😓
酔っぱらうと脳がお酒を求めるので、結局コントロールできず飲過ぎてしまいます。。
何とかしなきゃなと思っていた時に、起こったのがコロナです。
今回の騒動で各方面の日本のトップの対応を見て、この国の行く末に不安を持ちました…
くわえてコロナ前から、世界の中で日本の競争力は低下しています。
海外の安価で性能のいい商品が大量にあふれ、これからますます日本企業の体力を削ることでしょう。
そんなカオスな世界で、このままのんきに酔っぱらってはいられません。
頼れるのは自分だけです。
そのためには健康と、不安定な世の中を生き抜く力と知識が必要不可欠。
そのためにお酒をやめる決意をしました。
やめる決意をしたときは喪失感でいっぱいでしたが、お酒をやめて1年半が過ぎた今では、断酒のメリットを実感し、少しづつですがよい方向へ向かっています👍
断酒を継続するコツは以下の記事を参考にしてみてください。
>>>【断酒・禁酒】酒は万病の元、お酒が引き起こす体への害について
>>>【断酒・禁酒】なぜお酒を飲みたくなるのか?飲酒欲求を抑える方法
>>>【断酒・禁酒】人生が好転する!お酒を飲まない時間の過ごし方
【参考】断酒・禁酒のお助け本
お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ:お酒をやめて自分の未来に期待しよう
日本はアルコールに寛容な社会です。
TVやSNSでは、飲酒欲求を煽るようなCMが頻繁に流れ、コンビニではストロングゼロなど、安価でアルコール度数の高いお酒を手軽に買えます。
そのため、誰でもお酒の罠にハマってしまう可能性があります。
お酒を飲んで得られる快楽は一時的なものですが、お酒による心身のダメージは甚大です。
一方、断酒で得られるメリットは永続的で、デメリットはありません。
お酒をやめることは簡単ではないですが、コツコツと1日断酒を積み重ねることで、よい方向に向かうことができます😀
自分の目指す幸せに向かって、地道に頑張っていきましょう!
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