2020年9月25日にお酒をやめて、ちょうど1年。
「この先2度とお酒を飲まない」と心のなかで誓ったときは、なんとも言えない喪失感と絶望感でいっぱいでした😅
そんな人間が1年間も断酒を継続できるなんて、自分でも驚きです。
1日断酒をコツコツと積み重ねた努力が実り、ちょっとした達成感に浸っていますw
今回は1周年記念として「1年間お酒をやめて気づいたメリット・デメリット」をまとめてみました。
これから断酒をはじめる方や、断酒を継続中の方の励みになれば嬉しいです😀
1年間お酒をやめて気づいたメリット
1年間、断酒して獲得したメリットは、小さなことから大きなことまで、たくさんあります。
なかでも一番実感したのは「お金が貯まる」「時間に余裕ができる」「健康」の3つです。
お金
断酒前は1日1,100円以上、飲み会なども含めると年間で約48万円ほどお酒にお金を使っていました。。
48万というと、ちょっとした財産ですよね。
お酒をやめることでそのお金が自由になり、趣味(登山やランニング)や、家電の買い替え、外食ランチなどの費用がまかなえ、ふところ事情が大幅に改善されました😁
ちなみに、飲酒歴は約20年なので1年48万円と考えると、今まで使用した金額は約960万円!
恐ろしい数字ですね。。
断酒しなければ、生涯お酒にかかった金額は2000万円はいっていたでしょう。
心の底から断酒して良かったと思います😅
時間
時間の使い方についても劇的に変りました。
例えば夕食後。
お酒に依存していたときは、TVやマンガやYouTube、スマホでのSNSなど、頭を使わない娯楽を楽しんでいました。
ウィスキーや焼酎をストレートで飲みながら、頭にモヤがかかった状態で、ダラダラ過ごす毎日です。
当時はそれが一番リラックスでき、贅沢な時間だと思っていましたが、思考停止状態で、まったく意味のない時間でした😅
お酒をやめてからは、TVは自然と興味がなくなり、今ではほとんど見ることがありません。
その代わり小説から自己啓発本まで、いろいろなジャンルの本を読むようになりました。
とくにマネーリテラシー系の本は勉強になり、無駄な出費(保険・ガス・電気・携帯)を見直し、年間で14万ほど家計の改善に成功👍
また毎朝40分ほど、簿記3級の勉強もしています。
お酒を飲んでいた頃は、朝に勉強するなんて考えられませんでしたw
最近ようやく手応えを感じてきたので、近いうちに検定試験を受ける予定です。
お酒をやめると、間違いなく自由に使える(考えられる)時間が増えます。
頭がクリアな状態でその時間を有効に使えるので、お酒に囚われていた頃より、充実した毎日を過ごせています😀
健康
下記は献血に行った時の血液検査の結果になります。
1番左側が断酒前の数値で、1番右が1年後の数値です。
・数値が高い人は急性肝炎、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などに注意。
γ-GTP 基準値 [9~ 68 IU/L]:
・数値が高い人は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などに注意。
1年前にくらべ、肝機能系の数値が改善しました😁
数値が正常に戻り一安心。
40歳を過ぎると「健康は財産なんだなぁ」としみじみ感じますw
他の項目の数値も改善していて、断酒の健康効果を実感しました。
献血を行うと過去3回分の検査結果を比較できるので、健康管理にオススメですよ。
体重はお酒をやめた反動で、お菓子を食べ過ぎてしまっているため、変化はありません。。
小さなことでは肌荒れや吹き出物などがなくなり、少しだけですが若返った感じがしています。
1年間お酒をやめても「そこまで」変らなかったこと
睡眠
毎日7時間は寝ていますが、睡眠の質は今ひとつです。
ほぼ毎日走っているのが原因なのか、体の回復もそれほど感じません。。
肉体的な疲労が残るのは、年のせいなんですかね😅
目覚めも爽快とはいかず、いつも布団の中で15分くらいダラダラしてしまいます、、
ただお酒は残っていないので、起き上がって5分ほどで頭が動き出します。
これは飲兵衛時代には考えられなかったことなので、嬉しい変化です👍
性格
性格もそれほど変っていません。
よくお酒をやめると「ゆとりができてイライラしなくなった」と聞きますが、相変わらず心が狭いままで、ちょっとしたことでイライラしてしまいます😓
また、わたしは不安症の気質があるのですが、それは少し緩和された気がします。
元々はただの心配性だったはずが「不安な事があるとお酒を飲む」→「飲んでも不安は解消されない」→「さらにもっと飲む」の繰り返しで、負のスパイラルに陥っていました💦
お酒をやめたおかげで精神的にも楽になり、ちょっとした問題があってもシラフで立ち向かえるようになったのは大きな進展です。
1度壊れた脳の回路が、ゆっくりと回復してきてるのも感じます。
「シラフ3年、正気5年」といわれるように、しっかり心が安定するまでは、気長にやるしかないですね。
1年間お酒をやめて気づいたデメリット
お酒をやめて思ったデメリットは、1つだけあります。
それは今まで一緒に飲んでた人のお酒を断ることです。
年始に妻の実家を訪れた際、義父からお酒を勧められましたが「お酒はもうやめたので」と断ると残念がられました。
なので、そういう場面では少しつらいですね😅
私はもう「お酒イコール薬物」とインプットしていますが、それを人に押し付けるのは気が引けます。
ただ「夕食後の時間を有効に使いたい」「飲まないと体調管理がしやすい」と伝え、納得してもらっています。
【参考】断酒・禁酒のお助け本
お酒をやめたい!と思ったらまず読むべき一冊。
お酒に対する見方が変わるロングセラー本です。
アルコール依存症の専門医が書いた「お酒のない人生」をサポートしてくれる本です。
お酒のデメリットや、お酒をやめて起こるメリットを丁寧に解説してくれています。
具体的な「節酒・禁酒術」の解説もあり、お酒をやめたい人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
大酒飲みだった作家(元パンクロッカー)の断酒エッセー。
断酒に対する考え方が面白く、ためになる名言がたくさん出てきます。
断酒を手助けしてくれる良書です。
こちらの記事でも断酒関連のおすすめ本を紹介しています。
【断酒・禁酒のお助け本】お酒に負けない知識が学べるおすすめ本一覧
断酒を成功させるには、アルコールの正体を知ることです。
正しい知識を手に入れ、お酒に打ち勝ちましょう!
まとめ:お酒のない人生を楽しもう
「1年間お酒をやめて気づいたメリット・デメリット」をまとめてみました。
お酒をやめて2ヶ月ほどは、飲酒欲求や離脱症状で苦しみましたが、断酒を継続するにつれ、「お金」「時間」「健康」が手に入り、モチベーションアップにつながりました。
そして間違いなく、アルコールに依存していた1年前より、人生が好転しているのを感じています!
皆さんも「お酒のない人生」を楽しむため、コツコツと1日断酒を続けていきましょう😀
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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